公立大学法人 都留文科大学

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学校教育学科

研究室 & ゼミ紹介4

更新日:2021年3月26日 ページ番号:0008785

授業風景

小学校英語は音声中心!
目的・場面・状況に合わせて、表現を使いながら
英語を身に付けさせることのできる教師を
育成したいと考えています。

上原 明子 先生
上原 明子 先生

 私の専門は小学校英語教育です。小学校英語教育は変化が大きく、2008年告示の学習指導要領で5、6年生の外国語活動が必修となり、2017年告示の学習指導要領で3、4年生の外国語活動が必修に、そして5、6年生の外国語が教科になりました。また、中学校の英語教育の前倒しではありません。中学生と小学生では発達段階が異なります。小学校は、音声中心で、目的・場面・状況に合わせて表現を丸ごと使っていきます。文法の説明や日本語訳は行いません。
 私は、以前日本とアメリカの両方で公立小学校の教員をしました。英語は、文字や綴りと音の関係が日本語のかな文字のように一対一対応ではないので、母語話者にとっても読み書きが難しい言語です。英語圏では、子どもたちに、何年もかけて音韻認識(Phonological Awareness)やフォニックス(Phonics)の指導を行い、読み書きができるように導きます。しかし日本では、それらが十分に行われないため、多くは単語の綴りの丸覚えをしているという現状があります。私は、将来小学校に本格的な英語の読み書き指導が導入されるのに備え、日本語母語話者にふさわしい形での音韻認識やフォニックス指導のあり方を研究しています。
 ゼミでは、3 年生は2 つの活動を行っています。一つは、教科書の内容の検討です。Unitごとに一人の学生がプレゼンを行い、みんなで活動内容についての意見交換を行います。もう一つは、2年次までに学習した第2言語習得や指導法についての洋書を講読することです。4年生は、一人一人が研究テーマを決め、論文を読みながら探究しています。こうして、専門的な知識と技能と熱意を持った小学校英語教育の指導者を育てています。