公立大学法人 都留文科大学

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大学紹介

学長挨拶

更新日:2025年4月1日 ページ番号:0000348

学長

菁莪育才

都留文科大学 学訓
「菁莪育才」

初代学長諸橋轍次が、学訓として選んだ言葉。『詩経』(儒教の教典の一)「小雅」に「菁菁者莪」と題する詩がある。その序文に、「菁菁者莪、楽育才也」(菁菁者莪は、才を育むを楽しむなり)とあるように、社会有為の人材を育成する楽しみを詠んだものと理解されている。「莪」は、和名「つのよもぎ」という植物、「菁菁」は青々と同じで、植物が勢い良く生い茂る様子を形容した言葉であり、「菁莪育才」の4字には、「つのよもぎが勢いよく成長するように学生が成長して欲しい」との願いがこめられている。

 

学長挨拶

 2025年、都留文科大学は創立70周年を迎えました。

 この間、都留で学んだ多くの卒業生たちが、全国各地の教育現場で未来を担う子どもたちの成長を支えてきました。近年では、地域と連携して実践的な経験を積み、あるいは、海外留学や留学生との交流を通して国際的な視野と柔軟な思考力を養い、企業や自治体で活躍する卒業生も増えています。大学と都留市との強い連携の下、きめ細やかな支援に支えられながら、学生たちは自ら成長していきます。

 2025年4月、「つるフィールド・ミュージアム」が開館しました。地域との交流を促進し、多様な学びを実践する新たな拠点です。また、昨年度より始動した10の副専攻プログラムは2年目を迎え、履修生たちは学びの幅を広げて新たなステージに臨んでいます。今夏には1号館の大規模改修に着手し、より充実した学習環境の整備を図ります。

 AIをはじめとする先端テクノロジーが驚異的な速度で進化し、国際社会が激変する現代において、これからの時代を生きる学生たちには、未知の課題に対応するための思考力、分析力、そして実践力が求められます。本学は、地方公立大学の特長を活かし、学生一人ひとりの個性や目標に寄り添った学びを提供しています。全国から集う仲間たちと切磋琢磨しながら、「色とりどりのミライ」を共に創り上げていきたい―そんな意欲を持つ皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

都留文科大学 学長
加藤 敦子

東京大学大学院人文科学研究科(国文学専攻)博士課程単位取得退学(学位)文学修士。ソウル女子大学校、東京経済大学講師、2013年本学文学部国文学科准教授、2016年同学科教授。
同学科長、附属図書館長、副学長などを歴任し、2023年4月から現職に就任。

<著書>

『高畑勲をよむ文学とアニメーションの過去・現在・未来』(三弥井書店、2020年)

『歌舞伎台帳集成第三十三巻』(勉誠出版、2000年)

『竹本座浄瑠璃集[三]』(国書刊行会、1996年) 等