令和7年度「学級づくりの向上をめざす実践講座」を開催しました
「学級づくりの向上をめざす実践講座」とは
学級づくりの達人に、学級経営のノウハウを学ぼう。
地域交流研究センターでは、今年度も実践講座を開催します。
- 学級づくりは日本の学校教育の基盤です。学習環境を整え、人間関係づくりを学び、そして何より主権者教育の中心にもなる。
- 山梨県学校教育指導重点の土台にも「学級経営」として位置づけられている。
しかし、学級づくりを学ぶ機会は多くありません。そこで、県内の学級づくりの達人を講師に招いて6回にわたる講座を実施します。ぜひご参加ください。
※事前の申し込みの必要はありません。当日受付をいたします。(参加費無料)
【対象】山梨県内の教員、都留文科大学の学生
【会 場】都留文科大学5号館103教室
【日時】下記、年間計画の土曜日 午後5時~午後7時(相談会は午後4時から)(終盤30分は質問・相談コーナー)
【事務局】司会:渡辺幸之助(武蔵野大学特任教授)
月日 | 講師 | 講義内容(予定) | |
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1 | 5月24日(土) | 渡辺 幸之助(武蔵野大学特任教授) | 学級づくりの分岐点~組織する力を子どもと共に伸ばすには~ |
2 | 6月28日(土) | 須藤 亮佑(大里小学校教諭) | 小学校中学年の学級経営に挑む~個から協働への試行錯誤~ |
3 | 7月26日(土) | 高橋 英児(山梨大学教授) | 「良い」学級を考える~子どもが安心して楽しく過ごせる学級づくり~ |
4 | 9月27日(土) | 小佐野 真純(河口湖南中学校教諭) | 学級が楽しい!~今こそコロナ禍を乗り越えた日々に学ぶ |
5 | 10月25日(土) | 和智 宏樹(上野原小学校教諭) | 子どもを信じる学級づくり~ 教師の遊ぶ心×子どもの育つ力~ |
6 | 11月22日(土) | 渡辺 恭子(勝山中学校教諭) | 学級づくりでつながる~悩みながらもブレずに挑む教師集団を |
場案内図(令和5年4月より駐車場入口を変更いたしました。)
News ニュース
第1回 5月24日(土曜日) 「学級づくりの分岐点~組織する力を子供と共に伸ばすには~」
第1回
5月24日(土曜日)17時00分より、第1回「学級づくりの向上をめざす実践講座」を開催しました。1回目の今回は、渡辺幸之助先生(武蔵野大学特任教授)を講師としてお招きしました。
当日は、県内の小中高の教員、本学学生(1年生~4年生)など21名の参加があり、「学級づくりの分岐点~組織する力を子供と共に伸ばすには~」をテーマに実施しました。
「たちまち直面する壁―学級担任1年目の悩みから」や、「秩序の崩壊に一人で立ち向かう怖さ」、「学級づくりの仲間を見出す―師、友、そして子どもたち」、「学校は組織的に子どもを守り、鍛え、育てる場所」、についてペアワークや情報交換をしながら考えました。
次回は6月28日(土曜日)に開催です。事前申込なし、参加料は無料です。ぜひ、奮ってご参加ください。(対象者は山梨県内の教員、本学学生になります)
今年度はZoomでの視聴を検討しています。興味がありましたら是非ご連絡ください。
【当日の様子】 |
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感想
・今の時代は集団よりも個人の方に重きを置かれるような感じがしていたけど、心理的安全性を得るためにはやっぱり組織が大切だと思いました。組織をつくりあげるのは難しいことだけど、生徒一人一人としっかり向き合い生徒・先生間で意思疎通し合える学級は素敵だと思いました。(大学1年生)
・学級づくりをする上で「個人的なことは政治的なこと」ということを大事にしていきたいと思いました。クラス内で思っていることや不満は、クラスの8割くらいが感じていることだと思うので、子ども一人一人と向き合い、声に耳を傾け、心理的安全性を保てる学級にしたいです。(大学4年)
・「組織」という言葉で最初にウェビングをしたとき、講師が「心強い」とあげていてすごく納得しました。1年目の大変な時期を思い出しました。同時に今所属している組織は素晴らしく恵まれているのだなと改めて実感しました。(中学校教員)
・このような学びの場があることを大変ありがたく思います。子どもたちが活動を通して得るものが、仲間がいる心強さ、主体的に学びたい気持ちを育めるものにしたいと思いました。教員集団としても安心してやり取りできる、心強いと思えるつながりをつくっていける存在になりたい。(聾学校教員)