公立大学法人 都留文科大学

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令和6年度「学級づくりの向上をめざす実践講座」を開催しました

更新日:2024年8月29日 ページ番号:0011352

 

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第3回 7月27日(土曜日) 「学校経営からふり返る学級~経営とは価値をつくり共有すること​​​​」​
第2回 6月22日(土曜日) 「発達・環境・個性……子どもの多様なよさを見出せる学級づくり​​​」​
​第1回 5月25日(土曜日) 「学級づくりで育む主権者意識~班・リーダー・討議で迫る実践を​​」​

第3回

7月27日(土曜日)18時00分より、第3回「学級づくりの向上をめざす実践講座」を開催しました。船津小学校教諭 古屋壽人先生を講師としてお招きしました。
当日は、県内の小中高の教員、本学学生(1年生~4年生)など7名の参加があり、「学校経営からふり返る学級~経営とは価値をつくり共有すること」をテーマに実施しました。
​「学校教育を取り巻く環境と学級集団づくりの重要性」や、「学級集団づくりの具体的な取り組みについて」、「まとまりのない学級、荒れている学級、学級崩壊寸前の学級への対応」、「教育の基本的なあり方(校長としての方針」、について考えました。

次回は7月22日(土曜日)に開催です。事前申込なし、参加料は無料です。ぜひ、奮ってご参加ください。(対象者は山梨県内の教員、本学学生になります)

【当日の様子】

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感想

・梶原先生がすごくおもしろくて、子どもたちが先生を信頼する理由が何となく分かりました。私も是非教わりたかったです。教育はやはり知識だけではなく、人間としてということを伝えるものだということを感じました。「学力は本来、人間としての総合力といえる」という引用を読んではっとしたのと同時に、教育原理という教科で「時代が進むにつれて学力が人間力も含むように広がっている」と学んだはずなのに、矛盾があるのだなあと気づきました。大学1年

・しつこく、粘り強く生徒と向き合うことです。どのような生徒であってもよさや可能性を見つけ、クラスとしての総合力や価値観を高めていきたいです。そのためにも、リーダー育成や生徒同士がお互いを認め合ったり学び合ったりする活動を通して、全ての生徒が多様な経験をし多様な考え方、意見にふれることができる学級づくりを目指します。大学4年

・子どもの力を信じ、理論に裏付けられた見通しをもって、精一杯関わること。担任として、校長先生として、様々なケースの対応をうかがい、大変参考になりました。子どもたちへの熱い思いをもって、一人一人を見つめていきたいと思います。中学校教員

・全てのお話がとても興味深く、先生の人柄を感じる講座でした。自分が同じ状況だったらさじを投げてしまうような苦しい場面でも、あらゆる場面を教育の機会に」の精神でポジティブに、パワフルに、明るく対応されているのがとても印象的でした。高校教員

第2回

6月22日(土曜日)18時00分より、第2回「学級づくりの向上をめざす実践講座」を開催しました。船津小学校教諭 古屋壽人先生を講師としてお招きしました。
当日は、県内の小中高の教員、本学学生(1年生~4年生)など17名の参加があり、「発達・環境・個性……子どもの多様なよさを見出せる学級づくり」をテーマに実施しました。
​「失敗談と成功体験から~1日1%の未来投資とポジティブ変換のススメ」や、「私のターニングポイント~先輩からの学びと同僚へのライバル意識、やがて結婚し父となる」、「・子どもに託す勇気と挑戦~仕掛ける→待つ→価値づける→広げる」、「3つの実践からICT~の積極活用、レーダーチャートで考えを引き出す、黄金の3日間で伝えること」、について考えました。

次回は7月22日(土曜日)に開催です。事前申込なし、参加料は無料です。ぜひ、奮ってご参加ください。(対象者は山梨県内の教員、本学学生になります)

【当日の様子】

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感想

・まだ大学に入ったばかりで教育についてもわからないことだらけなのですが、実践的なお話を聞くことができて、教員って大変だなと思うのと同時に、楽しそうだ‼と思いました。大学の授業では理論的なことしか学ばないかもしれませんが、実際に子どもと関わってみないと学べないことばかりなのかなと思いました。特性のある子との関わり方、子どもの個性の伸ばし方だけでなく、ICTという今の社会に適したツールの活用方法、情報リテラシーの育成も知ることができて非常に有意義な時間を過ごすことができました。 大学1年

・ADHDの子をあえてADHDと思わずに接することが印象的でした。今まで授業を受けてきて「特性を理解し、特性に合った対応をする」ことが大切だと思っていました。しかしそれはレッテル貼りになりかねないと気づき、あえて特性を見ずに、その子の性格を知ることが大切だと感じました。教師になって失敗することが不安でしたが、失敗することで素の自分を見てもらい、生徒との関わりを持ちやすくできるというのは盲点でした。不安がらずに堂々といることが大切だと感じました。大学1年

・Yさんの事例を通して、担任は子どもと子どもをつなぐ役割をしている、通訳(仲介者)のような存在もしているのだ学びました。また、Yさんだけでなく、他の子どもとのかかわりも丁寧にされているからこそ、古屋先生を慕い、あたたかい学級になっていったのだと思いました。 中学校教員

・「個性を発見し、よさを見つける」なかなか難しいことではありますが、教員として子どもと関わる上で改めて大切にしたいと思える内容でした。(中略)目につく行動だけをつつくような先生もいて、本当によさを見つけることがいいのかちょうど悩んでいたところではありましたが、来週から今日のお話を活かして子どもと関わりたいと思います。 中学校教員

第1回

5月25日(土曜日)18時00分より、第1回「学級づくりの向上をめざす実践講座」を開催しました。1回目の今回は、渡辺幸之助先生(武蔵野大学特任教授)を講師としてお招きしました。
当日は、県内の小中高の教員、本学学生(1年生~4年生)など19名の参加があり、「学級づくりで育む主権者意識~班・リーダー・討議で迫る実践を」をテーマに実施しました。
​「主権者意識についての問題意識の共有―日本では主権者教育が行われているか、主権者とは?」や、「「班」から始める主権者教育~「核」から広げ、「討議」で深める」、「主権者教育と学級づくりの可能性」、「学級づくりの基礎基本」、についてペアワークや情報交換をしながら考えました。

次回は6月22日(土曜日)に開催です。事前申込なし、参加料は無料です。ぜひ、奮ってご参加ください。(対象者は山梨県内の教員、本学学生になります)

【当日の様子】

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感想

・今回の講座で班やリーダー、学級が主権者教育や民主主義に関わってくることに驚いた。また多数決と少数意見の尊重の両立が先生に求められていることにとても納得したし、自分自身が話し合いに参加したときも覚えておきたいと思います。学級委員はクラスに2人だけでしたが、山梨では多いことに驚きました。(大学1年)

・そもそも「主権者教育」について本日初めて学びましたので、すべてのお話がどれも大変参考になりました。「主体になった子どもの姿→主権者」ということを頭に入れ、どのように班替えをしていくのか、事例1、2の時にどのように対応すべきなのか、私の中でしっかりまとめていきたいです。(大学4年)

・主権者を改めて考え直すことで、教師の力量、子どもに託す勇気が大切であると感じることができました。「子どもたちはすごい」と感じることができるのは、日々より、一人一人の子どもを見取る大切さも必要だと思う。原点に戻って指導に当たります。(小学校教員)

・主権者教育に向けて、どのような児童生徒を育てていくのかという目的意識を持って育てていくという観点が必要だと強く感じました。子どもたちは発達段階に応じて、常に変化(成長)発展していくものだと考えています。そこに教師の力量が大きく関わっていると感じます。(中学校教員)

 


詳しくは、「学級づくりの向上をめざす実践講座」