石垣 千秋 研究室
キーワード:
政治学、医療政策、専門職、比較政治、社会保障研究を始めたきっかけ
学生の頃は何をしたいのかも分からず、迷走を続けました。本当にやりたいと研究テーマにであったのは、社会人になって数年を過ごした後に進学した英国の大学院で、修士論文を書くときです。指導教員から「どう?」と示してもらったのが医療政策でした。医療は重要な政策で、国民生活と深く関わりがあります。
わたしの研究室
自分が好奇心に突き動かされるように行動している時、周囲の人がとても親切にいろいろな情報をもたらしてくれます。そして、思いがけない人と出会うことになります。ゼミでは自分の問いと研究成果を共有し、議論を重ねています。その問いに答えを出すために適切な調査研究の方法についても、皆で考えていきます。
自分が時間をかけて(できれば生涯をかけて!)本当に追究していきたい問いに出会うまで、ゼミでの議論や個人指導を重ね、卒業論文というゴールにたどりつけるようにしています。また、公共政策の現場の視察にも行っています。
いま興味のあるテーマ
日本の医療専門職(医師)の在り方に関心を持っています。医師は科学者という側面があり、日本の医療保険制度のなかでサービスを提供する役割を担っています。また医師の団体は医療政策に影響を及ぼしています。先進諸国で類似した役割を担っている側面はありますが、明治期からの医師の地位の確立過程は他国と違う側面があります。その過程に関心を持っています。
また、日本における企業を中心とした「健康政策」に関心があります。日本人が長生き国家であることはよく知られていますが、その大きな要因の一つは職場で行われている様々な健康政策にあるのではないかと考えています。この2つを解き明かすことが今の課題です。