前田 昭彦 研究室

キーワード:

住宅、住環境、都市計画

この研究室・ゼミの教員

マエダ アキヒコ

前田 昭彦

MAEDA Akihiko

教養学部 地域社会学科 教授

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○ 専門分野
建築学・都市計画学

○ 学位
東京大学工学系大学院建築学専攻博士課程所定単位取得退学(学位)工学修士

研究を始めたきっかけ

学生時代に週刊新聞の編集に携わったことからもともと社会問題に関心が強く、地価や住宅価格の急激な上昇が、都市の居住環境や社会構造にどのような影響を与えるのかに強い関心を持ったことが、都市計画の研究を志すきっかけとなりました。特に、住宅の供給政策や土地利用の規制、インフラ整備との関係性に興味を持ちました。

わたしの研究室

建築学と都市計画の視点から、「住宅政策」を中心に研究を行っています。授業で担当している科目は、「都市環境設計論」「景観形成論」「ユニバーサルデザイン」のほか、ゼミを持っています。

本学では全学科を通じて、「ゼミに所属して卒業論文を書き上げること」というように学生のミッションが統一されています。「自分の頭で考えて、自分でつくりあげる」というのが卒業論文であり、それを学びの集大成にしています。 当ゼミでは都市環境設計論、居住環境論という、文科系の中で「やや」理科系的な要素もあるテーマを扱い、上記ミッションの達成をめざしています。

私自身の研究テーマは、建築学・都市計画学をベースにした住宅政策を中心に居住環境、景観など都市環境を扱っていますが、ゼミ生が卒業論文として選ぶテーマはかなり広範にわたっています。まさに「自分で考える」ことから、絞り出してくるテーマなのですが、かなり意外なテーマも出てきます。ですが、実はそうした意外なテーマが教員の知識・力量も拡大してくれ、相互的に高め合うことができるということにもなっています。

いま興味のあるテーマ

当然ながら人口減少時代における都市計画、住宅政策のありかたに興味を持っています。例えば、都市の居住形態として欠かせない存在になった分譲マンションは高経年化や居住者の高齢化、修繕積立金不足、理事会の担い手不足などが重なり、住環境の悪化や安全性の低下が深刻化しており、国で制度改革もしているように大きな関心を持っています。また、住宅過剰の時代にもかかわらず、都市計画規制の緩和傾向が続いていることを憂慮し関心を持っています。

研究テーマ

○ シーズタイトル

○ 研究者名