佐脇 英志 研究室

キーワード:

グローバル、ビジネス、起業、イノベーション、SDGs、世界の社会課題

この研究室・ゼミの教員

サワキ ヒデシ

佐脇 英志

SAWAKI Hideshi

教養学部 地域社会学科 教授

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○ 専門分野
企業経営、国際経営、グローバルビジネス、イノベーション、社会起業、キャリア、ベンチャー企業、起業家精神、事業再生、事業承継、日本的経営

○ 学位
DBA 経営学博士(University of South Australia)、MBA経営学修士(The Nottingham Trent University英国)

研究を始めたきっかけ

「海外で働いてみたい人?」「いつか自分で起業してみたい人?」と、数百人の学生に問いかけた時、手を上げる学生はゼロ。25年以上海外でビジネスをしてきた私には、この光景は衝撃的で、これがトリガーで、大学で教鞭をとる人生に大転換した。この2つの課題を解決しているのは、海外の日本人起業家である。世界中を回って、彼らをインタビューをして(現在200人以上)、彼らの苦闘の起業経験とそこから生み出されるイノベーションを研究している。

わたしの研究室

佐脇ゼミでは、初っ端からJICAを訪問し海外で活躍した青年海外協力隊の話を聞き、その結果をWorkshopで議論します。また、徹底的にプレゼン力、実践力を鍛えています。さらにグローバルセンスを身につけるため、留学、インターンなどで海外に飛び出している。スペイン、USA、オーストラリア、インド、ベトナム、タイ、アフリカなど、半分くらいの学生が海外で学んでいる。佐脇ゼミではキャリアプラン(将来の志)を大切にしている。3年時には、自分の目指す方向にある業界研究を行い。4年生では、自分の将来の道筋にあるものを卒論のテーマとする。就職活動の関心事が卒業論文なので、自然と身が入る。さらに、今は、Zoomがあるので、アジア、アフリカ、インド、ヨーロッパ、中米等と繋ぎ、現地で活躍する社会起業家、ビジネスマンの話を聞き、双方向で議論している。

加えて、地域へのアプローチも忘れない。小菅村とエアロネクスト社のドローンを使ったスマートビレッジを実現するプロジェクトに、ゼミ生たちは最先端で関わっている。

学生時代には、無限の可能性が広がっている。それを掴み取るか逃してしまうかは、君次第。みなぎる情熱で、様々なものにチャレンジしょう

いま興味のあるテーマ

今、研究しなければならないのは、インドとアフリカの起業家である。インドは、2023年に中国を抜き人口世界一、2029年GDP世界3位となり、世界TOPのIT企業のCEOがインド人である。アフリカは、2050年には、人口25億となり、4人に1人がアフリカ人となり、輸血血液ドローン配送、AI診断、モバイル経済(ケニアのM-PESAは、スマホで預金・融資ができ、GDPの60%をカバー)等のIT技術で日本を卓越し、インドとアフリカの存在感が急速に拡大する中、日本企業の同地域への展開は遅れている。インド進出日系企業は、4,805拠点、アフリカに至っては、563拠点とASEAN(12,545拠点)比較で極めて少ない。(中国起業は1万社以上アフリカで活動)

ウガンダ・ナンサナ市長の執務室で歴代の市長をバックにマトブ市長と