西尾 理 研究室
キーワード:
平和教育、社会科教育、学校教育論
この研究室・ゼミの教員
研究を始めたきっかけ
都立高校の公民科教員として30年間勤務してきた経験から、公民科(幅広く社会科)の教材づくりと授業方法について、研究会に参加しながら研鑽してきました。
その中でも国際関係に関わる平和教育を軸に学位論文を書き上げました。
また長く学校現場に居たので、現場からの学校教育の課題について明らかにしたいことがあり、教育学や心理学の本も読んで研究してきました。その3つのテーマで長年、研究と実践を重ね、単著にまとめることができました。



わたしの研究室
ゼミは、(私のいじりに耐えながら)みなさん、和気あいあいとやっています。
2年で基礎的な文献、論考を読み、3年で社会科教育の様々な実践記録や論考を読んでもらって、社会科教育の視野を広げます。また社会科教育の様々な課題についての論考も読みあい、知ってもらいます。そこから卒論のテーマを見つけて、3年の後期の後半は卒論の構想発表になります。
4年は、実習に向けての教材づくりと模擬授業を交えながら卒論の発表を順次、やっていきます。個別指導も行っています。
卒論のテーマは、地理教育、歴史教育、公民科教育、地域の教育、モノ教材を扱った授業方法、歴史教育におけるジェンダー課題等、様々です。
いま興味のあるテーマ
平和教育においては、平和教育における地球市民という概念を整理しています。
公民科教育においては、シティズンシップ教育、政治教育を研究しています。
学校教育論においては、齋藤喜博の教育論についてまとめたいと考え、現在、齋藤喜博の「授業の組織化」について研究を始めようと考えています。