公開講座・講演会

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学級づくりの向上を目指す実践講座

第2回 発達・環境・個性……子どもの多様なよさを見出せる学級づくり

令和6年度「学級づくりの向上をめざす実践講座」を開催しました

6月22日(土曜日)18時00分より、第2回「学級づくりの向上をめざす実践講座」を開催しました。船津小学校教諭 古屋壽人先生を講師としてお招きしました。
当日は、県内の小中高の教員、本学学生(1年生~4年生)など17名の参加があり、「発達・環境・個性……子どもの多様なよさを見出せる学級づくり」をテーマに実施しました。
​「失敗談と成功体験から~1日1%の未来投資とポジティブ変換のススメ」や、「私のターニングポイント~先輩からの学びと同僚へのライバル意識、やがて結婚し父となる」、「・子どもに託す勇気と挑戦~仕掛ける→待つ→価値づける→広げる」、「3つの実践からICT~の積極活用、レーダーチャートで考えを引き出す、黄金の3日間で伝えること」、について考えました。

次回は7月27日(土曜日)に開催です。事前申込なし、参加料は無料です。ぜひ、奮ってご参加ください。(対象者は山梨県内の教員、本学学生になります)

【当日の様子】

感想

まだ大学に入ったばかりで教育についてもわからないことだらけなのですが、実践的なお話を聞くことができて、教員って大変だなと思うのと同時に、楽しそうだ‼と思いました。大学の授業では理論的なことしか学ばないかもしれませんが、実際に子どもと関わってみないと学べないことばかりなのかなと思いました。特性のある子との関わり方、子どもの個性の伸ばし方だけでなく、ICTという今の社会に適したツールの活用方法、情報リテラシーの育成も知ることができて非常に有意義な時間を過ごすことができました。
(大学1年)

ADHDの子をあえてADHDと思わずに接することが印象的でした。今まで授業を受けてきて「特性を理解し、特性に合った対応をする」ことが大切だと思っていました。しかしそれはレッテル貼りになりかねないと気づき、あえて特性を見ずに、その子の性格を知ることが大切だと感じました。教師になって失敗することが不安でしたが、失敗することで素の自分を見てもらい、生徒との関わりを持ちやすくできるというのは盲点でした。不安がらずに堂々といることが大切だと感じました。
(大学1年)

Yさんの事例を通して、担任は子どもと子どもをつなぐ役割をしている、通訳(仲介者)のような存在もしているのだ学びました。また、Yさんだけでなく、他の子どもとのかかわりも丁寧にされているからこそ、古屋先生を慕い、あたたかい学級になっていったのだと思いました。
(中学校教員)

「個性を発見し、よさを見つける」なかなか難しいことではありますが、教員として子どもと関わる上で改めて大切にしたいと思える内容でした。(中略)目につく行動だけをつつくような先生もいて、本当によさを見つけることがいいのかちょうど悩んでいたところではありましたが、来週から今日のお話を活かして子どもと関わりたいと思います。
( 中学校教員)