佐藤 惣哉 研究室

キーワード:

経済成長理論、教育経済学、開発経済学

この研究室・ゼミの教員

サトウ ノブヤ

佐藤 惣哉

SATO Nobuya

教養学部 地域社会学科 准教授

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研究を始めたきっかけ

大学時代に教員免許を取得する過程やスキーサークルで後輩の指導を行う過程で教育の面白さに気づき、経済との関係に興味を持ったのが研究を始めたきっかけです。さらに大学院時代にはスキーのインストラクターのアルバイトをしましたが、そこでの出会いや様々な人との交流から、学校教育だけではなくあらゆる場面が教育の機会となることを学びました。

現在は教員として学生を指導する立場ですが、学生との意見交換から学ぶこともあるというのも、教育の面白さなのではないかと考えています。

わたしの研究室

私の専門分野は開発経済学、経済成長理論であり、長期的な研究テーマは「教育投資による人的資本蓄積と経済成長に関する実証分析」です。一般的には教育を受けることにより、できることや選択肢が増えます。それを人的資本蓄積といい、人的資本が蓄積することにより人々の生産性が向上し、経済成長に繋がるというストーリーが研究の概要です。

私のゼミでは「貧しい国が経済成長するためには何が必要なのか?」という問いに対して、国際経済学や開発経済学の理論を用いて考える、ということを行っています。具体的には基本的な理論や知識を学んだ上で、適宜輪読やグループディスカッションを行っています。授業を通じて自らの研究テーマを決め、国際経済・開発経済に関する内容で卒業論文の執筆を目指します。また、ゼミ活動では学年を超えた連携を重視しており、定期的に合同ゼミを開催し交流を深めています。さらに、学科の他ゼミや他大学との合同ゼミも行い、他分野との交流も実施しています。

いま興味のあるテーマ

これまでは東アジア・東南アジア諸国地域も注目し、主に学校教育段階における人的資本投資についての実証分析(データ分析)を行ってきました。

最近は非認知能力を向上させることに繋がる就学前教育に関心を持っています。これも広い意味では人的資本投資であり、かつその後の学校教育にも影響を与える可能性があるものであるため、過去の研究と関連させつつ新たな研究課題に取り組んでいます。