水野 光朗 研究室
キーワード:
境界画定、中印国境紛争、領土教育、南アジア地域研究
この研究室・ゼミの教員

ミズノ ミツアキ
水野 光朗
MIZUNO Mitsuaki
教養学部 比較文化学科 准教授
研究を始めたきっかけ
出身は、法学部ではなく外国語大学外国語学部で、もともとは(インドで広く使われている)ヒンディー語の言語研究から研究を始めました。インドで出版されているヒンディー語で書かれた新聞・雑誌で、インドが中国との間で国境問題を抱えており、1962年に武力衝突(中印国境紛争)にいたったことを知ったことが、現在の研究の出発点になりました。
わたしの研究室
わたしの学問分野としては、国際法ですが、国際法に限らず、尖閣諸島の問題など領土の問題や領土教育、国際関係理論、インドを中心とする南アジア地域研究についても研究できます。南アジアについて学ぶ場合、英語だけでは不十分で現地の言語(インドの場合はヒンディー語など)も習得することを強くお勧めします。言語とそれを基底とする文化一般を学んでいきます。コミュニケーションの手段としてではなく、研究対象として言語を学んでみたいという方も大歓迎です。
いま興味のあるテーマ
中印国境紛争にはまだ未解明な部分があり、生涯の研究テーマになりそうです。地域的な国際機構にも興味があり、SAARC(南アジア地域協力連合)やBIMSTEC(ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ)などについても関心を持っています。インド系住民が多い東アフリカ(ケニア、タンザニア、ウガンダなど)とインドとの関係にも興味はあるのですが、東アフリカで使われている言語についての知識がなく、これから勉強したいと思っています。学びには終着点がなく、生涯にわたって学び続けることが必要であると改めて実感しています。
大学を卒業したら学びを終えるのではなく、生涯にわたって学びを愉しみましょう。