このシーズの研究者

アベ シンイチ
阿部 真一
ABE Shinichi
教職支援センター 特任准教授
研究を始めたきっかけ
教員生活の後半、学校現場において教員不足が非常に問題になっていた。教職志望の減少、教育職員の精神疾患による病気休職者や退職者が増加しており、原因と課題克服に向けて対策を研究しています。そのために、教職課程の講義では教職の魅力について語り、都留文科大学卒業後に教職に就いた若手教師への支援活動を行っています。
研究概要
教職支援センター2の活動教職支援交流会等で、若い教師が毎日多忙な中で行っている教育活動の様子や困難・悩みの相談活動をしています。そこで話された内容から今の学校の状況について研究しています。
教員養成を担う大学においては、こうした教育現場の状況を念頭に置きながら、卒業後の若い教師の成長も視野に入れた大学時代の「教員養成」と卒業後の「教員育成」についての連続性をもった教師支援を構想しています。
連携できるポイント
最近の教育職員の精神疾患による病気休職者数と不登校の児童生徒の数は、同じような増加傾向がみられます。つまり、今若い教師の困難や悩みが、不登校の児童生徒が抱えている困難や悩みと重なる部分があり、今後の不登校児童生徒への支援についての研究につながってくると考えています。
そのために、様々な関係機関との連携にも取り組んでいきたいと考えています。
提供できるシーズまたは支援できる分野
- 教職員の相談・支援活動
- 教職実践についての研究会の講師
- 教材開発