19世紀イギリス文化研究及び、英語圏を中心とした比較文化研究

SDGs:

10 人や国の不平等をなくそう

このシーズの研究者

ワシ ナオヒト

鷲 直仁

WASHI Naohito

文学部 英文学科 教授

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○ 専門分野
人文・社会 外国語教育

○ 学位
青山学院大学大学院 文学研究科 英米文学専攻 博士後期課程 満期退学(学位)文学修士イギリス・ブリストル大学大学院 教育学部英語教育学専攻修了(修士)

研究を始めたきっかけ

19世紀イギリス・ヴィクトリア朝文化に興味があり、学部時代、研究しました。同時に、英語教師として、なぜ英語を日本人は全員教科として学んでいるのかを考えているうちに、それが比較文化研究にも繋がっていきました。大きく2つテーマを抱えて研究しています。

それは、自分の興味だけでなく、現代の学生のニーズにも合うことがわかり、まずますこの道を究めて行く必要性を強く感じたのです。

研究概要

日本では、2011年度から国公立小学校で英語学習が正式に導入されました。日本で英語を学ぶことの意義と、その影響について考察しています。言葉は、その言葉の背景となる使用する国々、人々の歴史と文化が密接に関係します。日本文化と英語圏文化について、比較文化的見地から読み解く努力をしています。また、御木本隆三(1893-1971)は、大正、昭和期におけるイギリス・ヴィクトリア時代の思想家ジョン・ラスキン(1819-1900)研究者です。御木本隆三のラスキン研究の足跡を辿り、彼にとっての異国の思想家ラスキンの思考とは何であったのかを考察しています。

連携できるポイント

過去を学ぶことは、現在を知ることです。19世紀イギリスでの社会問題は、現代にも共通していることが多いです。いかに諸問題を克服していくか、常に考えています。また、主に英語圏の国々ですが、それらの国の文化を比較文化の見地から知ることは、必要以上の軋轢を避けることができますし、多文化共生に役立ちます。

提供できるシーズまたは支援できる分野

まさに、多文化共生は、現在日本が直面している社会であり、日本人が海外に行く時代というよりは、他国からの方々を受け入れる社会になりつつあります。歴史に学び、考察していくとこは、今後、地方や、日本全体が抱える諸問題を解くカギになります。