現代アメリカ演劇研究 演劇、文学、文化の視点から

分野:

英語文学 文学

このシーズの研究者

タケシマ タツヤ

竹島 達也

TAKESHIMA Tatsuya

文学部 英文学科 教授

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○ 専門分野
アメリカ文学・文化

○ 学位
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業・早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了(学位)学術博士

研究を始めたきっかけ

中学校と高等学校、予備校などで英語の教員を務めていたが、受験勉強の枠を超えた英語教育の可能性について常に志向していた。その中で、アメリカを舞台にし、アメリカ人を登場人物にした、主として20世紀を時代背景にした、アメリカの主要な劇作家の戯曲に強い興味を持ち、大学院で専門的に学ぶことを始めた。アメリカの劇作家がどのような演劇的および文学的な感性を持って、アメリカを表現し、作品のテーマを探求していったかに取り組むことを日常的に始めたのである。

研究概要

現代アメリカ演劇(20世紀や21世紀に上演された戯曲やミュージカル)の真の魅力を次の視点から探求する。まず、上演を前提とした作品理解を目指し、文学の作品として分析する手法により、文学的とも言えるテーマを探究する。生と死、孤独、貧困、暴力、テクノロジーと労働、愛、友情、結婚、家族、アイデンティティ、移民、差別、政治、宗教などをテーマにしている劇作品群を取り上げ、人間や世界の営みについての哲学的思索へとつなげてゆきたいと考えている。

そして、アメリカの劇作品を、アメリカ研究的なアプローチを用いて分析することも重視している。演劇は社会の鏡なので、劇作品には上演当時の歴史的な時代相が反映されている。また、アメリカの劇作家は、エスニシティやセクシャリティ、地域性の面でも非常に多様性に富んでいる。

連携できるポイント

  • 研究テーマに関係する講演や講座などを提供する
  • 英語教育をアメリカ文化研究やアメリカ社会の探求を主軸にして実施する

提供できるシーズまたは支援できる分野

  • アメリカ演劇やアメリカ文学、アメリカ文化に関する講演
  • 演劇作品や文学を使用した英語教育、アメリカ文化やアメリカ社会に関する教材の作成