デジタルアーカイブ利活用のための情報デザイン

分野:

博物館学

このシーズの研究者

ハラダ マキコ

原田 真喜子

HARADA Makiko

地域交流研究センター 特任講師

研究を始めたきっかけ

進路を選ぶときに農業とデザインか迷い、紆余曲折してデザインの道に進みました。さらにデザインの分野でもグラフィック・プロダクトなどいろいろな選択肢があったのですが、当時はビッグデータに興味があったことと、パソコンひとつで仕事ができるという理由から情報デザインを選びました。

その中で、デジタルアーカイブを専門とする先生の研究室に所属したことや、学芸員資格を取得したことなどの経緯があり、現在はデジタルアーカイブを対象にその利活用を促進するための情報デザインを専門としています。

研究概要

デジタルアーカイブとは、過去・現在の貴重な資料をデジタルデータとして保存・利活用促進・未来に継承することです。都留市の自然・文化資源や地域交流研究センターの資料に、世界中の人がアクセスできるような環境を構築しています。

データを整理するために、AI(深層学習)を用いたり、標本の撮影をしたりしています。また、それらの資料を楽しく、発見があるように魅せるようなウェブサイトの作成やアプリケーション、AR・VRのコンテンツ、アニメーションなど、デジタル技術を用いて資料と実世界をつなぐような展示も作成しています。 

一言で「資料」と言っても、資料ごとに「魅力」は全然違います。一つ一つの資料と向き合って、なぜ継承するか、資料を作成した人の気持ち、何を伝えたいのか、見る人に何を感じてもらいたいのか、などを考えながら資料と向き合い、その魅せ方を考えています。

連携できるポイント

  • 資料整理
  • 情報可視化(インフォグラフィックス)
  • 「魅せる」情報デザイン
  • 教材作成/メディア情報リテラシー支援
  • さまざまなデジタルアーカイブワークショップ

提供できるシーズまたは支援できる分野

  • デジタルアーカイブ資料を用いた教材開発やワークショップ
  • 諸データを用いた情報可視化(インフォグラフィックス)/メディアアート作品の作成
  • メディア情報リテラシーに関する講演