対流圏・成層圏における大気の運動や物質変動、地球環境教育

SDGs:

4 質の高い教育をみんなに 7 エネルギーをみんなに。そしてクリーンに 13 気候変動に具体的な対策

このシーズの研究者

ヤマモリ ミホ

山森 美穂

YAMAMORI Miho

教養学部 学校教育学科 教授

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○ 専門分野
自然科学一般 大気水圏科学

○ 学位
京都大学 大学院理学研究科 地球惑星科学専攻 博士後期課程、京都大学 大学院理学研究科 地球惑星科学専攻 修士課程、京都大学 理学部

研究を始めたきっかけ

理学部地球物理学教室気象学研究室で、中層大気(高度10km~100km)の諸現象の研究が観測手段が非常に限られている頃から限られた観測データと物理・化学の法則を駆使して発展してきたことと、大気中の「波」が重要であることを知って興味を持ちました。

本学に着任後は、小中学校の教員志望の学生が気候変動問題やその解決策を支える技術の科学的理解を深められる教材が必要ではと考えるようになりました。これらに関心がある学生は多くいますが、重要性を認識するあまりに感情・情緒面への訴えかけに傾きがちで、そうならずに客観的な基礎を子どもたちにもたせることができる教員になってほしいと思ったのがきっかけです。

研究概要

地球の大気は、高度による気温の変化によって、下から対流圏・成層圏・中間圏・熱圏の4つに分けられています。対流圏と成層圏では起こる運動の様子や微量成分に違いがあります。その境目(対流圏界面)付近の特有の運動もあります。それらによって気象や気候が影響を受けます。私は日本など中緯度域の対流圏界面付近に存在する波長2000km程度の波について調べてきました。

子どもたちが気候変動問題やその解決策としてのカーボンニュートラルを支える技術の科学的理解を深めるには、小中学校の教員志望の学生さんの理解が深まってこそと考えています。特に大気の成分が大きくかかわる地球環境問題やそれを解決する科学技術への理解を深められる教材を検討しています。

連携できるポイント

地球環境教育

提供できるシーズまたは支援できる分野

地球環境教育

産学・地域貢献に関する経験・実例及び連携できる団体

  • 山梨県立科学館会議委員
  • 都留市立谷村第二小学校学校運営協議会委員