1 地域振興と教育文化活動、2 教育と人権、3 教育政策

SDGs:

4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 10 人や国の不平等をなくそう 11 住み続けられるまちづくりを

このシーズの研究者

ヒロタ タケシ

廣田 健

HIROTA Takeshi

教養学部 学校教育学科 教授

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○ 専門分野
人文・社会 新領域法学、人文・社会 教育学

○ 学位
中央大学大学院 文学研究科 教育学専攻博士後期課程、中央大学大学院 文学研究科 教育学専攻修士課程、専修大学大学院 法学研究科 公法学専攻、中央大学 法学部 法律学科

研究を始めたきっかけ

現在は教育学の教員をしていますが、学部では法律学を専攻していました。教職課程の受講をきっかけに教育のあり方に興味を持つようになり、「人々の学びをどのように保障するのか」という教育基本権について卒業研究を行いました。その後、憲法学・教育法学の大学院で一度修士号を取得したのですが、教育現場の現実に沿った保障のあり方を求めて、改めて教育学の大学院で修士課程からやり直しました。なかなか研究職には就けず、政令指定都市の行政監査の仕事で教育トラブルや人権問題を扱ったり、北海道の教員養成大学でへき地教育を通して地域と学校の関係を扱ったりする様になり現在に至っています。

研究概要

  1. 地域振興と教育文化活動については、コミュニティースクールの運営や地域教材の作成などを通じて、地域にとっても、学校にとってもWin-Winとなる協働と連携のあり方について研究しています。より具体的には、学校選択制、へき地複式教育、地域に根づいた総合学習の研究等のテーマに取り組んできました。
  2. 加えて、こうした協働・連携の過程に教員養成の学生・院生の学びを組み合わせた教員養成の実践的研究とそれを支える大学の運営体制についての研究も行っています。
  3. また、子どもの社会教育活動を通じた社会参画や三者協議会を通じた学校自治・参画等を通じて、地域・学校を担う主権者としての資質を養成し、主体性と課題解決力のある子どもを育てるにはどうしたらよいかを考察しています。

連携できるポイント

  1. コミュニティースクールの運営等の学校と地域の連携活動、子どもの地域の教育文化活動の促進等について助言や共同研究
  2. 学校教育においては地域にかかわる教材開発、総合学習等についての助言や共同研究
  3. 教育文化活動にともなう苦情処理に対する助言や共同研究

提供できるシーズまたは支援できる分野

  1. 教育学・教育政策に関わる講演・講座(特に学校と地域の連携、子どもの権利、ジェンダー等)
  2. 教育施策に関わる助言と共同研究
  3. 地域教材・総合学習教材の開発

産学・地域貢献に関する経験・実例及び連携できる団体

実務経験としては、小・中・高校との総合的学習にかかわる助言・共同研究、自治体・学校の教育改革施策への助言と共同研究(外部評価、教員養成施策、学校運営の改善、学校の適正規模・配置等)、社会教育・公民館の運営や社会教育団体への助言・共同研究、教育に関わる苦情処理・トラブルの相談・助言等