このシーズの研究者
研究を始めたきっかけ
都立高校の教員になって最初に赴任した高校が定時制であった。そこで様々な生徒を教えていくなかで、生徒の実情に合わせて教材、授業方法を考えていったこと。その中で平和教育に関わる教材づくりを多く実践していったこと。生徒の状況から学校というもの、すなわち近代公教育というものを根本的に考えざるを得なかったこと。この原点から平和教育、社会科教育、学校教育について研究と実践を行ってきました。
研究概要
平和教育に関しては、戦後の平和教育の理論と実践を研究し、授業実践のモデル案を提示し、『学校における平和教育の思想と実践』にまとめた。
社会科教育の授業実践については、自主教材の開発のトピックを『公民科授業実践の記録』にまとめた。
学校教育に関しては、近代公教育の根本的な疑問を教育学の用語を使って、『現場教師の連帯のための日本学校教育論』にまとめた。
この3つに通底しているのは、定時制に勤めて、生徒とともに学んできた原点にあります。
連携できるポイント
平和や平和教育に関心のある組織や団体、地域の学校教育関係と連携できるのではないでしょうか。現場に根差した研究を行ってきたという自負があります。
提供できるシーズまたは支援できる分野
- 社会科(特に公民科)の教材研究、授業方法の指導
- 社会科(特に公民科)の教材開発
- 平和教育、社会科教育、学校教育に関する講演