演習Ⅲ(農山村再生論)

農山村が抱える課題に向き合い、
解決策を模索する

現在、日本の農山村には、多岐にわたる問題が山積しています。この授業では、暮らしの場であり、生産の場でもある農山村の社会や環境が、どのように変遷してきたのかを学び、その過程でどのような問題が起こってきたのかを探ります。そのうえで、問題の根本を探り、解決策やその道筋を考え議論します。
また、山梨県内をフィールドに現地調査を行って、参与観察や聞き取り調査等の手法を身に付け、現場で知り得た知見を研究課題に発展させる方法を学びます。
学生は、それらを踏まえ個々の興味関心に従ってテーマを設定して、フィールドワークに出かけて行きます。学生は、農林業の振興やアグリツーリズムなど、幅広い分野に関心を持っています。自分の故郷で起きている問題に向き合う学生もいます。そして、その結果を卒業論文としてまとめます。

福島 万紀 准教授

この講義を履修した先輩の声

朝日 秀太さん

基礎から卒業論文まで、一貫した指導のもとで学べます

2年次後期から始まり、3年次、4年次と、福島先生の指導を受けてきました。確かな信頼関係のもとで学びを深めるとともに、卒業論文への足掛かりとなるフィールドワークを経験することもできました。現在は興味ある研究を満足のいく形で進めることができており、自身の成長も感じています。


国際経済論

国際経済とは、大まかにいえば国家間で行われる経済取引のことです。私たちの身の回りには、服や食品などの輸入品が数多く存在しています。国際経済は、地域社会や私たちの日常生活にも関係しています。この授業では、国際経済を社会を知るためのツールとして位置づけ、身近な事象を例に挙げながら解説します。基礎的な知識を取得し、海外へと視野を広げて、地域の課題に向き合うための土台を構築していきます。

佐藤 惣哉 准教授


環境法

環境問題に関係する法律の総称が「環境法」です。その対象範囲は広く、水、大気、土壌、気候変動、騒音、自然保護など多岐にわたります。この授業では、環境問題を解決するために、法律はどのようなアプローチができるのかを学びます。被害者が企業や行政の責任を追求するために行われた裁判や国内外の法制度、環境問題にまつわるタイムリーな話題などを適宜取り上げ、法学の観点から掘り下げていきます。

小島 恵 准教授