公立大学法人 都留文科大学

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国際交流センター

セント・ノーバート大学 交換留学 体験談

更新日:2023年10月11日 ページ番号:0008669

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  体験談1.派遣時:英文学科3年
  体験談2.派遣時:国際教育学科4年

 

 

 

 

 

 

体験談1

セント・ノーバート大学に交換留学(2022年8月~ 派遣)​
派遣時:英文学科3年

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 St. Norbert Collegeでの1年間の交換留学は、私の人生において最高の決断でした。小学生の頃から、アメリカに住むという夢を持ち続け、1年間の留学に参加できたことは、その夢を叶えるための大きな一歩でした。中学生の時に1週間の短期留学で訪れた、多様性に溢れているカリフォルニアとは正反対で、ウィスコンシン州には日本人がほとんどいませんでした。それに加え、St. Norbert Collegeは2000人ほどの規模が非常に小さい大学であったため、それが逆に留学先として選んで正解だったと身にしみて感じます。初めに、国際交流センターの方々を初め、都留文科大学の教授、家族、留学をサポートしてくださった全ての方に感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 留学生活は毎日が幸せで溢れており、友達やルームメイトにも恵まれ、日々、笑いの絶えない、生き生きとした生活を送っていました。秋学期は、アメリカの生活に慣れたいということもあり、比較的簡単なレベルの授業(現地の大学1年生が履修する授業)を履修していました。教育入門の授業をはじめ、演劇、コミュニケーション、体育などの授業を履修しました。放課後には小学校でボランティアをしたり、様々なクラブ活動に参加したり、学内でのアルバイトをしたりしました。質問をしに教授のオフィスアワーに何度も訪れたこともありました。ほとんどの教授は、親身になって話を聞いてくれたり、場合に応じては課題のオプションを増やしたりなど、非常にフレキシブルであると感じました。春学期になってからは、更にアメリカの教育について知識を深めたいと思い、教育専攻の授業を4つと、歌うことが好きだったのでChoir(コーラス)の授業を履修しました。秋学期の授業と比べて、かなりレベルアップした授業ではありましたが、勉強することの楽しさを感じ、毎日学校へ行くのが楽しくて仕方がありませんでした。1年を通して全ての授業において留学生が1人だけという素晴らしい立場で、日本の学校について話したり、周りとは違った角度で物事を見てみたりなど、留学生ならではの視点で、意見をシェアすることも何度もありました。

 春学期には、一大イベントもありました。それは4週間の教育実習です。教授と履修の相談をしていた際に、特別にSNCの大学生と同じようにアメリカの公立高校で、4週間教育実習をさせてもらえることになりました。英語のクラスへ入って最初の約10分間の授業をリードしたり、ESLのクラスへ入ってアクティビティをしたりなど、日本では絶対に経験することのできない、貴重な4週間を過ごすことができました。帰国後には日本の高校での教育実習も控えているので、この経験を活かしたいです。

 長期休みには、学校でできた友人達のお陰で合計約20の州を訪れることができました。友人の家では日本料理を作ったり、観光客が訪れないようなローカルな場所へ連れて行ってもらえたりしました。中でも思い出に残っているのは、NBA, NFL, NHL, MLBすべての試合観戦ができたことです。スポーツ観戦が好きだったので、実際に観戦できたことは夢のようで幸せでした。特にNBAの試合を見ることは目標の一つであったので、実際に好きな選手を見ることができたときは胸が高鳴りました。

 留学を通して、自分の挑戦してみたいことはまず自分から動いてみないと何も始まらないということを実感しました。教育実習のように、留学先で今までの人が経験したことのない新しいことができたのは、教授やアドバイザーに自ら相談しに行った事が大きいと思います。それは留学先でも日本でも変わらないことです。人生一度きり、後悔しないように楽しんで生きる事が重要だと感じます。待っているだけ、周りと同じように生きるだけではなく、違うことに自信を持って良いと思います。“It’s okay to make mistakes.”この言葉は教授が授業中に言っていた言葉です。日本人は英語学習においても、完璧を求めすぎたり、周りの目を気にしすぎたりして、話したくないという人が多いと思います。しかし、間違えても何も恥ずかしいことはありません。挑戦せずに、諦めてしまったら後悔すると思います。何事も失敗することで学ぶことが成功における大きなカギです。もし留学に少しでも興味があるなら、国際交流センターへ訪れることを強くおすすめします。留学を通して人生の見方は絶対に変わります。自分のカムフォートゾーンから一歩踏み出してみて、他の世界を見てみるのはいかがでしょうか?

 

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体験談2

セント・ノーバート大学に交換留学(2021年8月~ 派遣)​
派遣時:国際教育学科4年

 

 1年間のアメリカでの交換留学を終え、私の人生の中で最も充実した1年間であったと感じています。海外で暮らすということ、たくさんの人との出会い、必死に食らいついた授業、様々なスポーツに挑戦したクラブ活動、実践から学んだ教育ボランティア、友達とのたわいもない日常、美しい自然や文化。嬉しい事や楽しい時があれば、悔しさや不安を感じることもありました。緊張する場面もたくさんあったけれど、それを乗り越えた先の感動、達成感、自信。一分一秒がぎっしりと詰まった1年間は驚くほどあっという間に過ぎ、時が過ぎるのを忘れてしまうほど充実した留学ができたことに今は達成感と感謝の気持ちでいっぱいです。

 私は高校1年生の時にアメリカの大学を訪れ、多様性と学生の勉学への熱意に胸を打たれ、私もいつかこの環境で学びたいと思い留学を決意しました。それから6年、やっとの思いで叶えたアメリカ留学。この機会を無駄にしたくはないと、常に積極性と挑戦心を忘れず強い気持ちで留学に臨みました。

 留学先では主にアメリカの教育について学び、多文化や様々な民族が共生する環境での教育に興味があったため、留学中は大学の授業後に教育ボランティアを行い、ヒスパニック系、白人、黒人、アジア人、さらにネイティブアメリカンのルーツがある子どもや、移民としてアメリカに来たばかりの子どもなど、本当に多様なバックグラウンドをもつ子どもたちのいる小学校で放課後教室を担当しました。またミュージカルなどに興味があり演劇の授業や、舞台デザインとしての照明、音響、衣装のデザイン、さらにはコミュニケーション学なども学びました。

 しかし最初から全てが順調だったわけではありません。初めは授業のディスカッションに上手く付いて行けず、悔し涙を流しては「明日は絶対に1回は授業で発言する」と心に決め予習復習に励んだり、授業で分からなかったことは授業後に教授に聞きに行ったり。地道な努力を重ねていくうちに授業にも慣れ、自然と発言できるようになり、他の学生とも対等にディスカッションに参加できるようになりました。さらに積極的にクラブ活動やイベントに参加し友達を作り、ネットワークを広げてきたことで、様々な人との繋がりの中で生活を送ることができました。私の大きな財産となったのはかけがえのない友達の存在です。楽しい時だけではなく、本気で友達を思いやり、心配して助け合い、本気で喧嘩もしたし、互いにぶつかり涙した時もありました。こういった深い関わりができる友達が常に支えてくれたことに本当に感謝しており、留学の学びは勉強だけではないということを教えてくれました。

 最後に私から今後留学する皆さんへのアドバイスとして、ぜひ失敗を恐れずに何事にも積極的に挑戦してほしいと思います。失敗から学ぶことは多いけれど、自分だけではなく誰かに頼りながら挑戦してみることで、自分がさらに成長するきっかけになるはずです。また一つひとつの出会いや一人ひとりとの繋がりを大切にすることで、友達の輪はすぐに広がるので、その中で自分らしさを忘れず、自分に自信を持つことが最も大切なことかなと思います。応援しています!

 

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