公立大学法人 都留文科大学

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英文学科

授業紹介【Comparative Culture IA】

更新日:2024年5月1日 ページ番号:0010953

授業の様子

Comparative Culture IA

『英語の発信力を磨く 異文化理解の視点』 (開文社出版)
『英語の発信力を磨く 異文化理解の視点』 (開文社出版)
留学した、イギリス・ブリストル大学
留学した、イギリス・ブリストル大学

この人はなぜ怒っているのか。
この人はなぜ喜んでいるのか。
異文化を理解することで、
人の気持ちを再考する。

この授業は異文化理解、主に英語圏の文化について理解を深めます。「異文化理解」という言葉は皆さんも聞いたことがあると思いますが、なぜ異文化を理解することが必要なのでしょうか。それは他者の気持ちを理解するためです。日本では当たり前であっても、海外では非常識だととらえられることがたくさんあります。文化的、社会的な背景を知ることは、目の前にいる人がなぜ喜んでいるのか、なぜ怒っているのか、その人の気持ちを理解することにつながります。英語が話せるだけではコミュニケーションは取れませんし、逆に文化を理解していても、英語を使う力が無ければ相手の話を聞くことができません。この授業で得た英語を使う国の歴史と文化の知識を基に、ぜひ一度は海外での生活を実際に体験して欲しいと考えています。

この講義を履修している先輩の声

自分の気持ちを整理し、言語化する力が身につきました

 鷲先生には実は高校生のときに一度面談をしていただいたことがあるのですが、入学後も私のことを覚えていてくださっていて、びっくりしました。研究室で研究分野についてお話を聞かせていただいたり、質問にも親身になって答えてくださったりと、学生と先生方の距離が近いことに魅力を感じています。この授業では毎回違う人とペアを組み、意見交換を行います。全国から学生が集まっているため、同じ日本であってもそれぞれの背景にある文化が違い、毎回教室内でも異文化体験ができていると感じます。自分に無い価値観を吸収して世界が広がっただけでなく、自分の意見を整理して伝えるため、考えを言語化する力が身についたと思います。

「Comparative Culture IA」ってどんな授業?

 英語が使用されている国や地域の歴史・社会・文化について具体的な事例を通して学びます。多様な文化的背景を持った他学生との交流を通して、文化の多様性や異文化交流の意義について体験的に理解します。さらに異なった文化的背景を持つ人々のコミュニケーションにおける具体的事例から、異文化コミュニケーションの現状と課題を分析、考察していきます。日本人が「外国人」となる場合のコミュニケーションの課題についても考え、英語でそれぞれの考えをより理解し合う方法について検討します。

由良 あいこさん
由良 あいこさん
英文学科