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地域連携

地域と密着した学生生活で得られる学び

地域と密着した学生生活で得られる学び

つる子どもまつり

子ども達の健やかな成長を願って開催する
学生と市民の協働による一大イベント

 「つる子どもまつり」は、都留文科大学の学生と地域の方々が力を合わせて創り上げる子ども達のためのお祭りです。歴史は古く、今年で50回目を迎えます。最初は大学生によるものでしたが、いつからか卒業生も参加するようになり、今では大学生と市民が連携しながら子ども達の健やかな成長を願って開催する、都留文科大学ならではの活動になりました。

開催は5月中旬の日曜日。そこに向かって多くの学生団体や市民団体の参加のもとで実行委員会が組織され、準備が進められていきます。当日は、影絵や読み聞かせ、映画上映、工作、木工、ダンスなど、多彩な企画が用意され、小学生を中心に多くの人々で賑わいます。

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木下莉緒さん

つる子どもまつり実行委員会
国文学科
木下莉緒さん(北海道出身)

地域の皆さんと共に活動できる貴重な体験

私は事務局として活動しているのですが、学生はもちろん、地域の皆さんとも交流が広がりますし、2月から5回程度開かれる実行委員会も、毎回内容が濃く充実していて刺激になっています。

今年は50回という記念の年なので、例年にも増して気合が入っています。プレッシャーも感じますが、心に残る特別な一日になるよう力を合わせて頑張ります。

フィールド・ノート

取材・編集・制作は全て学生が担当。
地域の自然や文化を観察し、記録し、学び合う。

『フィールド・ノート』は、地域交流研究センターが発行する冊子です。都留市全域を、自然や人の暮らしが間近に観察できる生きた博物館と考え、地域の魅力や課題を記録し学び合う目的で発行しています。2019年春には100号を発行しました。

編集部員それぞれの視点を活かした企画が満載!

 企画から取材、紙面構成、発送まで、編集・出版にかかわる一切が学生に任されている『フィールド・ノート』。編集部には、大学1年生から大学院生までが学部学科に関係なく集まっていて、とても自由な雰囲気です。雑誌の編集に興味がある、記事が書きたいという学生もいれば、デザインや写真、イラストが得意な学生もいます。また興味の対象も、自然、生物、歴史、地理、仕事、人などそれぞれ違います。自分のスケジュールと相談しながら、地域の方にお話を聞いて紹介したり、裏山で見つけた昆虫や草花の写真を撮って記事にしたりと、都留というまちの楽しさやおもしろさを、それぞれの視点で発見し伝えています。

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フィールド・ノート編集部員

歴代編集長の声

今井 尚さん

朝日小学生新聞記者
今井 尚さん

  • 創刊号〜6号
    編集長
  • 00号表紙

『フィールド・ノート』は、今の私の原点です

4年生のときに北垣憲仁先生に誘われ、立ち上げから参加しました。仲間と企画を考えたり、取材したり誌面を作ったりすることの楽しさやおもしろさ、自分の思いが記事を通して誰かに伝わったときの嬉しさやその難しさも教えていただきました。今のようなDTPソフトがない時代に、限られた予算でもっと良い雑誌にするにはどうしたらいいかと知恵を出し合い工夫したことも、とても良い思い出です。卒業後はカナダ遊学を経て地方の出版社に就職。その後転職し、現在は小中高生に向けた新聞の記者をしています。心に残るコト、将来の原動力になるようなコトを何か一つでも伝えられたらと思っています。

長尾 泉さん

小平第十二小学校教諭
長尾 泉さん

  • 92号〜95号
    編集長
  • 92号表紙

道を拓いてくれた『フィールド・ノート』に感謝

 大好きな生きものの観察ができると期待して参加した編集部でしたが、先輩の後を追いかけて町へ飛び出し、取材を重ねるなかで、たくさんの地域の方々との出会いがあり、都留は優しく素敵な人が住む町だということに気づきました。さらに、人と話すのが好きだったり、全然違う人生を歩んできた人との交流を楽しいと思えたりする新しい自分の発見にもつながり、教師になることへ不安を払拭してくれました。今、私は小学校の先生をしています。子どもたちとの日々を楽しく感じ、保護者や先生方と円滑な人間関係を築くことができているのは、『フィールド・ノート』での出会いと経験があったから。とても感謝しています。

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食を通じてつくる地域のコミュニティ つるっ子プロジェクト

古刹の副住職と共に開く、月一回の地域食堂

地域の方との交流を深めたいとの思いから、2人の学生が数年前に始めた「つるっ子プロジェクト」。当初は自分たちで食事を用意し、地域の方々にふるまっていましたが、食材集めや開催場所の確保など、学生には重すぎる課題を抱えて苦労したといいます。状況が一変したのは、2年前。都留で680年続く耕雲院の副住職であり、子ども食堂の開設を検討していた河口智賢さんと出会い、共に活動することに。以来、耕雲院で毎月1回「つる食堂」を開き、地域の人に集まってもらって、食事をしながら交流するという活動を続けています。

活動を通して、学び、成長する学生たち

多いときは100人以上が訪れるという「つる食堂」。開催当日は午後3時に集合して調理をはじめ、6時に「いただきます」をして8時には解散します。友人に誘われて参加するようになったという小圷麻衣さん(学校教育学科)は、「子どもたちとの関わり方がわかり、とても勉強になります。また、副住職さんを筆頭に関わってくださる地域の方々と話すことで、視野や価値観が広がっていくのも楽しい。良い経験ができています」と笑顔。今後は月2回の開催を検討するなど、活動の幅を広げていけたらと、目を輝かせました。

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小圷麻衣さん(左)と耕雲院の副住職の河口智賢さん(右)「地域のため、子どもたちのため、無理のない形で持続的に活動していきたい。大学を卒業した学生さんが、それぞれの地域にここでの経験を持ち帰り、新たな活動につなげてくれたらとても嬉しいですね」(河口さん)

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    子供たちに大人気のカレー
    ラテアートづくりはママたちも夢中!

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    食だけでなく、多彩な催しも魅力のひとつ

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大学の授業から始まった、学生の挑戦

都留市役所近くにある「ゲストハウスゆかり」は、5人の学生が「地域交流Ⅲ」の授業での学びをもとに2017年に創業した民泊施設。立ち上げメンバーはすでに卒業し、現在は学校教育学科の2年生3人が運営の中心です。

代表の長野真奈さんは、「空き家を探してポスティングしたり、クラウドファンディングで開業資金を集めたりと、強い気持ちでここを作った先輩たち。施設と一緒に、その思いも受け継ぎました。大学との両立が大変なこともあるけれど、私たちらしく楽しみながら続け、次につなげていけたらと思っています」と笑顔で語ります。

古民家で繰り広げられる、一期一会の交流

「人と人とがつながる場所」をコンセプトに掲げるゆかりには、国内外から様々な人々が訪れます。「先日は、オランダからの家族連れとフランスからの旅行者が同じ日程で2泊されました。2日目の夜、それぞれの国の料理を作ってみんなで食べようということになり、私たちも参加して盛り上がりました」と長野さん。こんな奇跡のような日がたびたび訪れ、それがやりがいになっているそうで、「これからもたくさんの方をここでお迎えし、グローカルな交流を楽しみたい」と、話しています。

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縁側で寛ぐ現在のスタッフ(左から長野真奈さん、中野志保さん、渡辺茉奈さん)

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    交流スペースと一体になったフロント

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    ドミトリーと呼ばれる広い和室

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    食だけでなく、多彩な催しも魅力の

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学生も地域の人も集うコミュニティ・カフェ

カフェ・ソワーズは、『人と人が、夢と夢が、繋がる場=カフェ』をコンセプトに、2017年1月に比較文化学科の学生が開いた地域密着型のコミュニティ・カフェ。活動に参加する誰もが、気後れすることなく思いを口にし、やりたいことに挑戦できるよう、1年更新の全員オーナー制度を運営に取り入れているのも、大きな特徴です。

現在は学生14名で運営していて、平日17時~22時半の通常営業をはじめ、イベントを企画して開催したり、移動販売車で地域のマルシェに出店したり…。幅広い活動を通して、地域の人に交流の機会を提供しています。

地域の人と共に活動するプロジェクトも好調

オープンから3年。地域の人たちと連携してのお土産品開発や、地元農家から遊休農地を借りての野菜の自家栽培など、多彩なプロジェクトも展開中です。

「オーナー会議では、いろんな世代の人が交流することで、今までできなかったことができるようになり、最終的に都留が盛り上がったらいいよねと話しているんです」と、スタッフの新井さくらさん(国際教育学科)。新メンバーの募集は例年4月。SNSと新歓イベントで募集するそうです。

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4期オーナーの新井さくらさん(左)と植田楓佳さん(右)

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    やさしい雰囲気が伝わってくる店構え

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    一番人気のソワーズカレー

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    学生や地域の方も気軽に訪れる

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    2019年度カフェメンバー

谷村町駅舎を活用した地域づくり拠点 ぷらっとはうす

地域の協力を得ながら取り組む、地域活性化

地域社会学科鈴木健大准教授のオープンゼミから派生し、地域の方々の協力を得て始まった「ぷらっとはうす」プロジェクト。学生が中心となり、地域活性化のための活動を展開しています。その第1弾として取り組んでいるのが、放課後の居場所づくり。富士急行線谷村町駅で長く使用されていなかった駅員の宿舎を活用し、小学生から高校生までが“ぷらっと”立ち寄り、遊んだり、勉強をしたり、寛いだりできるスペースを2018年12月に開設。以来、毎週水曜と金曜にメンバーが常駐し、子どもたちと関わり、見守ってきました。

やりがいは子ども達の笑顔。新プロジェクトも続々発進ち

「サークルでも授業でもなく、もちろん単位ももらえない。大学では不思議な立ち位置です」と話すのは、リーダーの野口裕太くん(地域社会学科)。約30名のメンバーは、「まちづくりを実践したい」「子ども達と関わりたい」など目的を持って参加していて、ときに失敗しながらも、子どもたちの笑顔に勇気づけられ、成長しています。

この1年、流しそうめんや遠足、クリスマス会、餅つき大会などイベントも開催し、地域や学校にも認知が広がってきました。今後は、中学生の学習支援や子ども食堂などにも活動を広げていく予定です。

 

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リーダーの野口裕太くん(下段左より2人目)を中心に積極的に活動するプロジェクトメンバー

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    ぶらっと立ち寄ってくつろげるスペース

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    子どもたちが楽しめるイベントも多く開催

都留文科大学