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[特集]都留文科大学を読み解く3つのキーワード3「地域連携」

リアルな教育現場で「こども理解」の経験を積む

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SATの現場レポート

都留市立 谷村第一小学校

  • SATの現場レポート 都留市立 谷村第一小学校
  • SATの現場レポート 都留市立 谷村第一小学校

クラスの一員として、授業をサポート

ここは、都留市立谷村第一小学校の1年2組。2時間目の「さんすう」の授業が始まり、27人の子ども達が黒板を見つめています。

教室の脇でその様子を観察しつつ、学級担任の永田沙織先生の説明に耳を傾け、板書を確認している古屋陽菜(初等教育学科3年)さん。姿勢が崩れたり、周囲を見まわしたりしている子がいると、静かに寄り添いそっと声を掛けて、授業に集中するよう促しています。

「では解いてください」永田先生の声を合図に、子ども達がノートに黒板の例題を書き写し始めました。教室内を回り、一人ひとりのノートを確認していく永田先生。古屋さんも、手が止まっている子に「黒板の式を書くんだよ」と声をかけたり、間違えている子には「ここはこれでいいのかな?」「ここはどうするんだっけ?」と解き方を教えたりしています。

教員志望のほとんどの学生が、公立小学校でSATを経験

留市の中心部にある谷村第一小学校では、年間を通して多くの学生がSATとして活動しています。古屋さんもその一人。今年4月から、毎週火曜日の午前中に1年2組の授業に参加してきました。「子ども達や先生方と実際に関わることができる貴重な機会。毎回多くを学ばせてもらっています」と古屋さん。当初は緊張もありましたが、学級の一員として、子ども達に慕われ、先生から信頼されるなかで、教師への気持ちもますます強くなっています。「来年は4年生。もう一年SATで経験を積み、自信を持って先生になりたい」と目を輝かせると、3時間目の「たいいく」のため、子ども達と校庭に向かいました。

SAT(学生アシスタント・ティーチャー)

教員採用率72.5%(平成28年3月卒)を実現する、教育現場での実践的な学び

開学以来60余年にわたって日本全国に優秀な教員を輩出し続けてきた都留文科大学。教員採用試験の倍率が高い近年でも教員採用率70%前後と、教員志望の学生の多くが夢を叶えています。

この背景には本学独自の教員養成プログラムがあり、なかでも特徴的なのが『学生アシスタントティーチャー事業(SAT)』です。これは、半年もしくは1年間を通して都留市立小中学校に学習支援員として入り、実際の教育現場を日常的に体験するもので、学生は、放課後に学習支援をするAコース、授業参加しサポートするBコース、支援が必要な子どもに関わるCコースから1つを選び実践し、単位認定もされます。子ども達や先生と関わるなかで、子ども理解を深めるとともに、日常的に起きる様々な事態への対処法を身をもって学び、教師としての素養を磨き成長していく、重要なプログラムです。

教員は、即戦力としての活躍が期待される職業です。採用一年目から担任を持つことも珍しくありません。本学では、こうした取り組みを通して、自信を持って教壇に立ち子ども達を導いていける、真に力のある教員を育成します。

SAT(学生アシスタント・ティーチャー)

教職支援センター

地域や小中学校と連携し、SAT活動を支援

 実施校と密に連絡を取り合い、学生の悩みや相談を受け止めて、日常的にSAT活動を支援します。また、SAT活動と並行して「教師力養成講座」(年10回)を開催し、現役教員や保護者を講師に招いての実施校別検討会や、SAT活動で生じた事例のカンファレンスなどを実施し、教育現場での経験を確かな学びへとつなげていきます。

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都留文科大学で取得できる教員免許

学科 主な免許
学校教育学科
  • 小学校教諭一種免許
  • 特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)※
  • 中学校教諭一種免許(国語・社会・英語)※
  • 中学校教諭一種免許(数学・理科)※ 申請中
地域社会学科
  • 中学校教諭一種免許(社会)※
  • 高等学校教諭一種免許(地理歴史・公民)※
国文学科
  • 中学校教諭一種免許(国語)※
  • 高等学校教諭一種免許(国語)※
英文学科
  • 中学校教諭一種免許(英語)※
  • 高等学校教諭一種免許(英語)※
国際教育学科
  • 国際バカロレア教員資格

※他学科の科目を履修することで日本国内の教員免許も取得できるようにサポートします。

※卒業単位に加え「教職に関する科目」の履修が必要です。

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Teacher × SAT

谷村第一小学校教諭 永田 沙織さんと都留文科大学 初等教育学科 3年 古屋 陽菜さん

「子ども達との関わりを通して、
多くを学んでほしいですね。」

谷村第一小学校教諭
永田 沙織さん

1年2組には、3名の学生がABCそれぞれのタイプのSATとして入ってくれています。おかげで、一人ひとり細かい部分まで指導が行き届き、とても助かっています。日常的な活動なので子ども達も自然に受け止めていますし、休み時間に遊んでもらうことを楽しみにしている子もたくさんいますよ。

実は、私も都留文科大学の出身で、在学中にSATを経験しました。学生時代に長いスパンで教育現場と関わりを持てたことは、子どもへの理解を深め、教師としての引き出しを増やす機会となり、教師となった今も財産になっています。後輩達にも、大いに活用し、多くを学んでほしいですね。

「教室で起こるすべてのことが、
貴重な学びになっています。」

都留文科大学 初等教育学科 3年
古屋 陽菜さん

授業中、子ども達は本当にいろいろな反応をします、その様子から、「子どもは一人ひとり個性があり、みな同じではない」ということを改めて教えられます。SATは授業は担当せずあくまでもサポートですが、実際の授業をこんなにも見せてもらえる機会はないので、授業の進め方、発問の仕方、子ども達が理解していく様子など、すべてがとても勉強になります。

先日、教育実習に行ってきたのですが、子ども達とのかかわり方や指導案の作成、研究授業など、さまざまな面でSATでの経験が役に立ちました。大変なこともありますが、これからも頑張ります。

都留文科大学