公立大学法人 都留文科大学

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国際教育学科

在学生インタビュー

更新日:2021年2月4日 ページ番号:0000102

学生インタビュー

亀甲 大河さん

国際教育学科3年 鹿児島県出身

亀甲 大河さんの画像

国際バカロレアの理念に共感し、一期生として進学

教員になりたい半面、これからの教育について疑問に思うこともあり、本当に自分がやりたいことは何だろうと考えていたときに目にしたのが、都留文科大学の学校案内でした。国際教育学科が新設されること、そこでは国際バカロレアという将来を見据えた新しい教育を学べることを知り、興味が広がりました。国際教育学科には、話し合いの中で学びを作っていくという大前提があります。授業中は常に発言が求められ、例え他人とズレたことを口にしたとしても、「それはおもしろいね」と肯定されます。「その視点から考えてみよう」と展開することも多く、自分らしさが認められ、個性が育まれていきます。僕は、国際バカロレアが目指す「考える人」「挑戦する人」といった10の学習者像に共感し、テストの点数では測れない、人として生きていく力を育てる教育が存在したと衝撃を受けました。入学から3年、学ぶ力は確実に伸びていて、僕の選択は正しかったと実感しています。

2年後期は、全員が北欧の大学へ留学

2年次の後期には、北欧への留学が待っています。僕は、デンマークの英語教育への興味と、30日間の教育実習というプログラムに強く惹かれたことから、コペンハーゲンにあるメトロポリタンユニバーシティカレッジに留学しました。4か月半の留学期間中は、大学で学ぶ傍ら、週3日現地の学校に通い、13歳の子ども達の第二言語の授業を担当させてもらって、悪戦苦闘しながら英語で英語の授業を行いました。この貴重な体験は、僕の宝物です。3年生になり、さらに学びは深まり、模擬授業の取り組みも始まりました。相変わらずワクワクしながら毎日を過ごしています。

私が都留文科大学を選んだ理由

国際バカロレアという、未来を見据えた新しい教育を学びつつ、教員免許も取得できるので、自分の本当に学びたいことと、公立の学校の教員になるという夢を両立させることができると考えました。

※インタビューは2020年1月に行ったものです。

文大生が留学生にインタビュー「教育実習で感じた北欧と日本の違い」

昨年、北欧留学を経験した国際教育学科の内堀珠実さんが、都留文科大学に留学中の二人に、日本での教育実習で感じたことや、北欧と日本の教育の違いについて英語でインタビューしました。

文大生が留学生にインタビュー「教育実習で感じた北欧と日本の違い」の画像

珠実 都留文科大学への留学中に教育実習に応募したのはなぜですか?

クララ もともと日本の文化に興味があり訪日経験もあるのですが、その地を訪ね文化に触れただけでは深く理解することは難しいと感じてきました。教師になると決めたときから他国の教育に興味を持ってきたこともあり、大好きな日本で教育実習ができるならぜひ挑戦してみたいと即決しました。

珠実 最も興味深かったことは何ですか?

サラ 一学級あたりの生徒数が多いのに、きちんと統制が取れていることに驚きました。デンマークでは、生徒数が多いと制御が困難なので、法律で少人数制にしています。

クララ 日本では36人以上ですよね。デンマークでは最大でも28人です。

サラ 授業が規律正しく行われていること、生徒が礼儀正しいことにも驚きました。

クララ 最初に実習をした仏教系の高校では、授業が始まる前に1分間の瞑想をすることが、とても異質に感じられました。今まで考えたこともありませんでしたから。でも、日本の学校では、授業前の瞑想やクラス全体での挨拶は珍しくないようですね。もちろん、すべての学校でやっているわけではないのでしょうけど。

珠実 授業はどうでしたか?うまくできました?

クララ 全体的にはうまくできたと思っています。ただ、指導内容を詰め込み過ぎたり、生徒の意思や能力を読み違えたり、時間管理が上手くいかなかったり…。でも、完璧に近い授業もあったし、良い経験ができました。

サラ 授業を見学し、生徒の英語のレベルを予測して指導案を立てたつもりでしたが…。日本の生徒の多くは、英語の語彙力や読解力は高いのに、英作文やスピーキングがとても苦手であることに驚きました。

クララ タマミもフィンランド留学で教育実習を経験したのですよね?

珠実 はい。小学校と中学校で美術、宗教、国語の授業をしました。私にとって初めての授業だったので緊張しましたが、毎回反省と改善を繰り返して、最後は満足できる授業ができました。

サラ 国語というとつまり…

珠実 スウェーデン語です。

サラ スウェーデン語なの?すごいですね!

珠実 びっくりでしょう?将来日本で国語の先生になりたいと思っているので、フィンランドの国語の先生に実習をお願いしたんです。そうしたら、英語で授業をしていいと言ってくださって…。私は英語で日本の俳句についての授業をし、生徒はスウェーデン語で俳句を詠みました。

クララ 俳句の規則に従ってスウェーデン語で詩を作ったのですね。おもしろい!デンマーク語の授業で突然俳句を作ろうと言われたら、私なら大喜びすると思うわ。

珠実 他にも日本の宗教や折り紙など、日本の文化や芸術をテーマに授業をしたのですが、生徒の反応が予測できず戸惑いました。また、例えば日本人の宗教観を説明するには仏教や神道の複雑な内容をカバーすることが必要になりますから、生徒がどこまで理解してくれたのか不安もありました。感想文を読むと生徒の理解の深度はまちまちで、文化の違いを超えて教えるのは本当に大変だと実感しました。今後、日本でも教育実習をするので、フィンランドでの経験と比較して、教育がどうあるべきかを考えたいと思っています。

クララ 初めての教育実習を外国で経験したため、日本の学校に適応できないのではないかという不安はありませんか?

珠実 ありません。新しいやり方でやってみようと、楽しみです。

サラ 私は、日本の大学入試が高校のカリキュラムと直結していることに驚きました。

クララ 私もそう。先生に生徒を良い大学に入れるという責任があるなんて、本当に驚きです。デンマークでは、その生徒が最善を尽くせるように指導したかという以外に、教員が生徒の将来に関して責任を感じることはありません。ところが、日本の先生はクラスの全生徒の将来に責任を感じているのではないかと思うほどでした。

Clara: One of the differences that I noticed between Denmark and Japan is that Japanese teachers are feeling very responsible for getting their students into the best universities.

サラ 日本の生徒が習う英単語の量にも驚きました。でも、それを使って作文するのは苦手みたいですね。みんな教科書を訳していました。それに、ほとんどの生徒は日常英会話すらできません。なぜ日本で英語を教えているのか不思議になりました。デンマークの英語教育には世界への入口として英語を使うという明確な目標があって、英語教師の役割は生徒が英語を使って世界に出て行く準備をすることです。日本では、大学に合格するために勉強することが重要なようですね。

Sarah: I definitely saw some very good qualities in the Japanese education system, as well as the questionable. Even memorization, I think may build a very good foundation of knowledge that supports learning for the rest of your life.

一方で、日本の教育の良いところは、とても質の高いところだと思います。今後の人生において必要な知識を吸収するための、確かな基盤になるでしょう。それに、日本の人たちは他人の話を聞くのがとても上手ですね。

クララ 生徒指導も大きく違います。もし生徒指導というものがデンマークの学校にあるとすれば、先生が怒って静かにしなさいと怒鳴る感じかしら。日本の生徒は静かで、人を敬う気持ちを持っています。彼らは罰を恐れて静かにしているのではなく、一体という意識があって、授業の邪魔をするとクラスメートに迷惑がかかるとわかっているのです。デンマークには、少人数かもしれませんが「自分が、自分が」という自己中心的な生徒がいて、彼らはクラスに迷惑がかかっても気にしません。

珠実 私はフィンランドで、先生と生徒が互いをすごく認め合っていると感じ、衝撃を受けました。私たちはそれぞれの国の多様な面に接し、いろいろなことを感じることができたようですね。これからも、多くの経験を積んでいきましょう!

Tamami: I learned so many things from teachers and students in Finland, but the high level of mutual respect, how they respect each other-- I think this is the biggest thing I learned in Finland.