ジェンダー研究プログラム
知の連携プレーにより、既存の概念に挑戦する
本学では2005年度よりジェンダー研究プログラムが開設されました。ジェンダー研究では、歴史的に形成された社会的、文化的性としてのジェンダーに注目し、多様な社会や文化の中で、性別役割や両性の関係、社会諸制度や価値・規範などがどのように形づくられてきたのか、その起源や形成過程、変化について探究し、ジェンダー秩序を見直します。階級・身分、障害、年齢、人種、エスニシティ、セクシュアリティなどの多様な問題とジェンダーとの接点を明らかにすることにより、さまざまな社会的マイノリティ、差別、人権、人間の尊厳について考察します。
プログラム特色
第4回講演会講師 マラシュリ・ラル氏
ジェンダーの社会的意味の探求には、文学、歴史学、言語学、教育学、社会学といった従来の学問分野の区分にとらわれず、これらの学問的蓄積を幅広く活用することが求められます。そのため、このプログラムは、各学科が相互に協力しながら体系的に運営されるものとなっています。
科目は共通教育科目「ジェンダー研究入門」とジェンダー研究科目、および指定された各学科の専門科目から構成されています。
また、本課程を運営している委員会主催で講演会を毎年開催しており、外部から様々な分野で活躍されている方々を講師として招いています。
カリキュラム
ジェンダー研究科目表PDFダウンロード
ジェンダー研究プログラム科目表 [PDFファイル/132KB]
将来のフィールド
プログラム必要単位修得者には修了証が与えられます。教員、公務員を目指す人だけでなく、企業、自治体などへの就職、日本や海外の大学院進学にも有利に働くでしょう。
ジェンダー研究プログラム運営委員会
本委員会はジェンダー研究プログラムが円滑に運ぶために設置されました。
学生からのプログラム科目履修に関する相談、ジェンダー研究に関するアドヴァイス等も行っています。
ジェンダー研究プログラムはすべての学生に対して開かれている学問です。
また、開講されている科目は多方面にわたっており、必ず興味を引く科目があるはずです。
大辻千恵子先生と野畑眞理子先生に答えていただきました!