平成27年度 都留文科大学卒業式を行いました

HOMEお知らせ一覧お知らせ平成27年度 都留文科大学卒業式を行いました

767名(学部、専攻科、大学院を含む)がそれぞれの道へ旅立ちました

枠なしの表
卒業式の様子
卒業式の様子

平成28年3月22日(火)、午前11時より都の杜うぐいすホールにて、平成27年度 都留文科大学卒業式を開催いたしました。
当日は、それぞれの明るい将来を示すかのように 澄み渡った青空が広がりました。
式典は理事長の挨拶から始まり、卒業証書・修了証書・学位記などが各学科の代表者に授与され、その後、学長より卒業生・修了生に対する「送ることば」が述べられました。

そして最後に、卒業生代表から「卒業生のことば」が挨拶され、会場からは大きな拍手が湧き上がりました。
本学の吹奏楽部並びに合唱団による学生歌「花のかげ」と愛唱歌「都留はユニバース」が演奏されるなか、式は無事終了いたしました。


式典の様子 

枠なしの表
会場の様子
会場の様子
卒業証書授与の様子
卒業証書授与の様子

 理事長より 挨拶

枠なしの表
横内理事長
横内理事長

去る2月1日付けで、大谷哲夫前理事長のあとを受けて、理事長に就任いたしました横内正明でございます。
そこかしこに春の息吹が感じられる今日の良き日、堀内都留市長 をはじめ多数のご来賓の皆様、並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、ここに平成27年度都留文科大学卒業式を盛大に挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
卒業生、修了生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
また、本学は、学生の9割が県外の全国各地か ら集まっておりますが、大切なお子様をここ都留の地に送り出し、温かく見守り続けていただいた保護者の皆様におかれましでも、今日の日を迎え、さぞかし安堵しておられるものと、衷心よりお祝いを申し上げます。
さて本学は、昨年創立60周年を迎え、この節自の年にあたり、全学を挙げて、さらなる飛躍を誓いあいました。
とりわけ、今後、少子化に伴い、大学間の生き残り競争が激化していくと予想される中で、本学がこの競争に勝ち抜き、さらに発展していくためには、一つに、国際教育学科の新設をはじめ 時代を先取りした学科の再編、二つに、快適で美しい キャンパス環境の整備、三つに、都留市のCCRC 構想、はじめ地域貢献の推進といった改革改善を進め、学生と社会にとってより魅力と存在感ある大学にしていかなければなりません。
卒業生の皆さんには、今後どのような立場にあられでも、母校都留文科大学の動静を温かく見守り、ご支援をいただきますようお願いいたします。
卒業生、修了生の皆さんは、これから、地元へ戻られる方、また地元を離れて職に就かれる方など、様々な道に進まれることになります。
現代の社会は、国際的競争や紛争の織烈化、少子高齢化と人口減少、地方の衰退、雇用構造の大きな変化など、かつて経験したことのない事態が生じ、皆さんの前途にも様々な苦難が待ち受けて いることでしょう。
しかし、いつの時代も、そこに生きる人々にとって楽な時代などというものはなく、時代は常に、若者に苦難と試練をあたえるものであります。
皆さん方には、不屈の精神で困難に耐え、乗り越えていっていただきたいと思います。皆さん方に、私の好きな先人のことばを送ります。
日本が戦争に向かっていった困難な時代、誠実に生きた一人の軍人、山本五十六のことばです。
苦しいこともあるだろう/ 言いたいこともあるだろう/ 不満なこともあるだろう/ 腹の立つこともあるだろう/ 泣きたいこともあるだろう/ これらをじっとこらえていくのが人間の修行である
卒業生の皆さんが、今後もますますご健勝で、教育界、そして地域、さらには世界でご活躍されるよう心から祈念して挨拶といたします。
頑張ってください。

学長より 「送ることば」

枠なしの表
福田学長
福田学長

今年は、どうしても、東日本大震災の話をせざるを得ません。その日、都留文科大学は中期日程入試の採点を終えたところでした。在学生が一人、郷里で行方不明になったまま、今日に至っています。その年、卒業式は中止されました。計画停電となり、この式場の灯りさえ確実でなかったからです。
その日、その時、東北新幹線は、東京-新青森間で18本が営業運転中で、うち被災エリア内を5本の列車が時速270キロ前後で走行中でした。宮城県石巻市の金華山地震計が午後2時47分3秒に120ガルを超える地震の主要動(S波)を観測し、このデータは沿線にある各変電所の地震計に自動的に送信されました。沿線に強い揺れが到達する12~73秒前に緊急警報が出されて送電は停止され、その3秒後には、車体の非常ブレーキが作動して、速度は自動的減速されました。運転手が地震を感じた時には、新幹線を停止させることができたというわけです。
しかし、想定外のことも起きていました。地震計は、最初に来るはずの初期微動(P波)をとらえてはいませんでした。規模の割りにはこの地震のP波は微弱だったようです。このような記録の分析は、2か月たった5月19日に公表されています。なぜ新幹線で事故が起きなかったのか、専門家にもしばらくの間、よく分からなかったということです。
JR東日本は、他にも地震対策をとっていました。そのうちの一つは、高架の柱や橋脚に鉄筋コンクリート板や鋼板を巻き付けるという方法でした。思い起こせば今から20年前になります。皆さんが生まれてすぐの1995年1月17日5時16分、阪神淡路大震災が起きました。この時、鉄道の高架橋が落下してしまいます。幸い、6時からの運転直前だったので、新幹線の事故は免れました。JR東日本はこの被害から学び、耐震補強工事を地道に行っていました。これとは逆の例が、東京電力です。阪神淡路大震災からずっと後になって、2002年の土木学会の津波評価をもとに福島第1原発での想定津波の高さを最大5.7メートルと設定します。ところが、2008年になって、平安時代の大地震や国の地震調査研究推進本部の見解などをもとに、巨大地震時の津波の規模を試算し直し、防波堤南側からの遡上高は15.7メートルという独自の結果をまとめました。この試算結果は2008年6月に経営陣にも知らされました。それから3年後の2011年3月7日になって、やっと東京電力はこの試算結果を経済産業省の原子力安全・保安院に報告します。保安院は東京電力に対し、早期に設備の改修などの対策をとるよう即座に口頭で指導しました。その4日後、いよいよその時が来ます。
東京電力の幹部は、事故は「津波が主原因」であり、津波の高さは「想定外だった」と発言してしまいます。彼らにとって本当の想定外は、実はつなみの高さではなく、それから起きる炉心溶融(メルトダウン)と広範囲にわたる放射能汚染だったのです。科学者にとって想定外だったことは、3号機、1号機と続いた格納容器爆発が、なぜか2号機では起きなかったことです。想定外の理由で水が入ったことにより爆発が起きなかったのです。まさに薄氷を踏む思いの幸運だったのです。当時の東京電力福島第一原子力発電所の吉田昌郎(まさお)所長は、複数の原子炉の連鎖爆発、その結果生じる東日本壊滅というシナリオを描いたと言っています。今現在も、このシナリオからわれわれは免れ続けているのですが、今後とも免れ続けられるのかは、わかりません。なにしろ炉心がどのように溶けているのか、今以て誰もよく分からないからです。
皆さんは、「人類は何とバカなことをやっているのだ」それでも「人類は捨てたものではない」と考えますか。大学を卒業して社会に出られる皆さんには、ぜひ、希望を持ち続け、学んだ専門知識をもとにしてさらに様々な知識を求め続け、その知識をつないで日々「もっとよい方法はないか」と探って、人々と協力しながら生きていって欲しいと切に願います。濃い人間関係の都留文科大学で育った皆さんが社会の改善に積極的に努力されることを期待して、餞の言葉といたします。

都留市長より 「祝 辞」

枠なしの表
堀内都留市長からの祝辞
堀内都留市長からの祝辞

皆様、ご卒業・修了おめでとうございます。
本日、平成27年度 都留文科大学卒業証書修了証書並びに学位記授与式に当り、ご卒業を迎えられました皆様、それぞれの課程を修了されました方々に、心からのお祝いを申し上げます。また、今日の良き日を迎えられるのを待ち望み、これまで支えてこられたご家族の皆様にも、重ねてお祝いを申し上げます。
皆さんは数年前、大きな希望を抱いて入学され、芙蓉峰を仰ぎ見る素晴らしい自然環境の下、 多くの友人や教職員、そして都留市民に出会ったことと思います。学業と共に社会的活動や芸術活動、スポーツ活動に打ち込まれ、心身を鍛え、友情を培い、知性を磨き教養を身に付け、それぞれの分野において大いなる成果をあげられました。その成果は皆様の知識となり、力となり、決意となって、これからの人生を歩む上で大きな宝・財産、そして、土台となるはずです。さらに、文科「人の営みの研究」という深遠で根源をなす領域で、今日まで高い学識と熱い情熱をもって惜しみない指導にあたられた諸先生方におかれましても、皆様を社会へ送り出す大きな喜びと、惜別の寂しさとが交差する複雑なお気持ちではないかと拝察いたします。
さて 本日を画期として、皆様が船出する世界は、社会・経済・政治・文化・技術など、あらゆる分野において大きな変化が起きております。この大変革の今、時代の潮流を敏感に捉える感受性と問題意識を持ち、問題解決のためにこれまで培ってきた知識や経験等、その持てるすべてを総動員して分析し、解決策を立案して実行に移し、それを点検して更に改善することが求められます。自分の思い通りにならない時も自分の希望にばかり固執するのではなく、相手の必要と期待に応えることが、自らの果たすべき使命であると捉え、全身全霊をかけて取り組むことが必要となります。自分の立場において、真剣・誠実に全力を尽くすことにより、自分を磨き続け自らを修めていく、いわば格物・致知・誠意・正心などを土台とした軸をしっかりとつくり上げていかなければ、何者にも成り得ないし、何事も成し得ないことを自覚することだと思います。いずれにいたしましても、いくつもの奇跡が重なり私達はこの世に生を受け、一人ひとりが違った強みを持ち、そして各々にこの世で果すべき役割や使命があるはずです。
都留文科大学を卒業されても同窓の絆は永遠のものであり、皆様には後輩があり、また、優しく手を差し伸べてくれる多くの先輩方がいます。そして、何と言いましても皆様の背後には、60年を超える歴史を有する「都留文科大学」という大きな存在があります。優れた国際感覚を養うことができる国際交流会館を新設し、更には、大学キャンパス用地の拡充にも着手すると共に、国際化に対応した人材を育成する国際教育学科の開設も予定されるなど、ますます飛躍しようとしております。卒業後におきましても、母校である本学が発展する姿を見守って頂きたいと思います。学生生活を通して身につけた、生涯に渡って学び、新しいものを創り出すためのアプローチの方法や能力を存分に生かして、高い志と情熱と勇気、そして何より忍耐と根気を持って、未知の世界へ挑戦し創造的でかけがいのない人生を送られることをご期待申し上げ、餞の言葉といたします。
ご卒業 おめでとうございます。

枠なしの表
卒業生代表挨拶
卒業生代表挨拶
学生歌「花のかげ」と愛唱歌「都留はユニバース」の演奏の様子
学生歌「花のかげ」と愛唱歌「都留はユニバース」の演奏の様子

 式典終了後の会場周辺の様子

枠なしの表
卒業生へのエール
卒業生へのエール
卒業生の様子
卒業生の様子
卒業生の様子
卒業生の様子

都留文科大学