地域社会学科

地域社会学科の3ポリシーをご紹介いたします。

アドミッションポリシー

地域社会学科は、カリキュラムを着実に履修し、ディプロマ・ポリシーに示した人材へと成長し得る、以下のような学生を求めます。

知識・技能

高校「地歴」の近現代・世界領域や「公民」の各領域(政治経済、倫理社会)については強い関心と高等学校レベルの基礎知識があることが望まれます。
また、地域社会を巡る課題が複雑化し、外国との関係が深まる(例えば、外国人旅行者・労働者の受入れなど)中で、上記のような知識に加え、データを使って課題を分析する能力や、自らの考えを整理して分かりやすく他者に伝える能力、多様な人々とコミュニケーションを図るための外国語能力の基礎を、自分の関心領域に応じて、高校で身につけておくことが望まれます。

関心・姿勢

狭い範囲のみに興味を限定することなく、国内外の様々な場所にある地域社会の諸課題に幅広い関心を持てる学生を求めます。また、そのような関心に基づいて大学で学んだことを、現実の地域課題(例えば、少子高齢化・過疎化への対応、地域社会・経済の活性化、伝統文化の保護・育成など)の解決へ実際に活かしたいという意欲を持っていることが望まれます。それと共に、地域で活躍する中で出会う未知の社会的課題に対して、多様な視点から理解し、継続的に取り組もうとする柔軟な姿勢が望まれます。

経験・行動

地域でのフィールドワークなどの授業は、ゼミナールのメンバーや地域の人たちとコミュニケーションをとり、協力しながら進めていくことになります。このため、自分が関心のあるテーマに関して、周囲の人(家族、友人、高校の先生など)とコミュニケーションする経験をしておくことが望まれます。例えば、就業体験やボランティアなどの社会的課題に触れる活動に取り組んだり、地域社会に関する日々のニュースに関心を持って見たりして、そこで感じた・考えたことを周囲の人と積極的に話し合う経験などが役立ちます。

カリキュラムポリシー

地域社会学科は、学位授与の方針に基づき、以下に示す1〜5の科目群で構成される教育課程を編成し、実施します。また、学科内には「地域経営コース」「公共政策コース」「環境社会コース」「教育文化コース」の4コースがあり、学生は3年前期からいずれかのコースに所属します。
コースによって必修・選択必修科目が異なりますが、各科目はコースに関係なく履修できます。また、社会科教員免許、社会調査士、社会教育主事、環境ESD等の資格についてはいずれのコースでも取得可能です。

1.基礎科目群

大学での学習に必要な基本的なスキル、ひいては社会に出てから地域社会課題を把握・分析するために必要な基本的なスキルを養成する科目です。

2.人文社会・国際系科目群

地域社会課題を幅広い視点から分析するための基盤となる知識を身につける科目です。人文社会科学関連及び国際関連の科目が含まれます。

3.専門科目群

実際の地域社会課題に向き合い、具体的に解決していくために必要となる専門的な知識を身につける科目です。各科目とも学生の興味に応じて所属コースに関係なく履修することは可能ですが、コース毎に必修・選択必修科目が設定されており、各コースに沿った知識・スキルが身に付くように設計されています。

地域経営コース

主に民間の立場から、地域の企業・事業の経営・推進を担うために必要な知識・スキルを学びます。

公共政策コース

主に行政の立場から、地域課題解決のための施策立案・推進に必要な知識・スキルを学びます。

環境社会コース

民間企業と行政双方の間に立って、地域環境・コミュニティの維持・活性化を実践するために必要な知識・スキルを学びます。

教育文化コース

地域の基盤となる多様な住民と共に、多様で柔軟な価値観・文化を育むために必要な、地域社会を運営する知識・スキルを学びます。

4.実践科目群

1〜3で習得する知識・スキルを、より実践的に深く身につけるための経験の場として、1年次よりPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)、フィールドワーク、インターンシップ などの科目を設けます。

5.演習科目群

1〜4で学んだ事柄を総合し、現実の社会において活用できる「力」を養うための科目です。具体的には、特定のテーマに沿ったゼミナールでの活動と卒業論文を含み、これらを必修とします。各ゼミナールは「地域経営」「公共政策」「環境社会」「教育文化」の4コースにいずれかに区分されており、原則として学生は、所属するコース内のゼミナールで活動することになります。

本カリキュラムでは、地域社会の現場で様々な人々と活動し、実際の問題を解決するために必要な地域理解力・構想力・行動力・協働力を育成することを目指します。このため、知識の習得のみならず実践・演習を重視すると共に、「アクティブラーニング(注1)」を取り入れ、グループディスカッションやディベートなどを積極的に実施します。

(注1)講義形式の授業ではなく、学生側の能動的な参加(議論・発言、課題への取り組みなど)を積極的に取り入れた教育手法のことです。

ディプロマポリシー

現代の日本は、少子高齢化、社会保障負担の拡大、産業競争力の低下、伝統文化の衰退といった内部環境の変化、社会・経済活動のグローバル化といった外部環境の変化に見舞われています。そして、日本各地に存在する「地域」は、国内の変化だけでなく、グローバル化した社会・経済の中で世界各地の活動から直接・間接に影響を受けています。これらは、社会全体が直面している喫緊の課題であり、その解決には「地域」に根差した分析と行動が不可欠です。
以上のような問題意識の下、地域社会学科は、地域的視点と国際的視点の両面から地域課題を的確に捉え、日本や世界の各地でより良い地域の形成に貢献できる人材を育成します。より具体的には、「地域活性化に資する様々な活動を牽引するリーダー」「地域課題の解決に向けた施策を計画・調整・推進できる実務家」「地域社会の中で環境との共生に取り組む実践者」「地域社会の中で多様な価値観を育み、人材育成に取り組む教育者」を育成します。
そのために、卒業時までに以下の能力を身につけた者に対して、学位を授与します。

  • 日本および世界の様々な地域にあっても、その地域の課題・特色を俯瞰的・構造的・学術的にとらえることができる。【地域理解力】
  • 地域的・国際的視点の両面から、地域の課題解決のための創造的なアイデアを考案し、それを公共政策や新事業として具体化することができる。【構想力】
  • 考案したアイデアを実現するため自ら率先して指導力を発揮し、地域の組織や事業経営に貢献することができる。【行動力】
  • 多様な環境・文化を背景とした住民、企業、学校、NPO、自治体などに対して、必要な教育・啓発や交流を行い、相互理解と信頼・協働関係を深めることができる。【協働力】

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都留文科大学