専攻の教育研究の内容

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本研究科、5専攻の教育研究についてご紹介します。

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臨床教育実践学専攻

近年の子育てと教育をめぐる情勢の変化と、さまざまな教育問題(「いじめ」「学級崩壊」「不登校」「学習障害」など)は、教師の専門的な資質・能力として、子どもを十分に理解した上でそれを実践に結びつける新たな方法を求めています。また、こうした問題の多くは従来の教育学の枠組みには収まりきらず、教育学自体の問い直しと新たな発展も促しています。本専攻は、こうした課題に応えるべく設置されました。
特に(1)学校・家庭・地域・社会における重層的な生活のなかで成長・発達する子どものトータルな理解と援助に関わる新たな研究領域を開拓し、(2)そこから得られた子ども理解の新たな水準と、発展的に据え直された教育実践研究とを統合することによって、(3)新たに求められる教育実践の原理と方法を総合的に探究・開発していくことをめざしています。
カリキュラムは、「専門科目」として「臨床教育学領域」と「教育臨床心理学領域」の2つの研究領域を置き(学生はいずれかの研究領域を主専攻として選択する)、「共通科目」として「教育実践研究」を基盤とした科目を置いています。授業は、講義および演習とも有機的な関連を持たせるようになっています。
本専攻は、現職教員・社会人の就学も可能とするために、多くの授業を夕方および夜間に行っています。また土曜日および夏季休業中の授業もあるので、休職せずに受講することも可能です。
取得可能な免許状については、小中高各一種免許状をすでに取得している場合には、校種・教科にかかわらず「修士(教育学)」学位取得と同時に専修免許状を取得できます。
また、本専攻において取得した科目およびこれまでの生徒指導、進路相談等の職務経験に応じて「学校心理士」取得資格が与えられます。なお、そうした経験がない場合でも、条件を満たせば「学校心理士補」取得資格が与えられ、その後の職務経験によって「学校心理士補」取得資格が与えられ、その後の職務経験によって「学校心理士」資格が与えられます。

アドミッションポリシー

本専攻は、子どもの現実と学習指導・教育実践のあり方への強い問題意識と教師の専門性にかかわる基本的な知識を持つ者を希望する。とくに子どもと脅威に関する実践的かつ理論的関心を持って自らの研究課題を深めようとする意欲を必要とする。

カリキュラムポリシー

本専攻は、臨床的な子ども理解を深め、それとの相互的関係のもとに学習指導のあり方を探求できる力量を育てるために、臨床教育学領域か教育臨床心理学領域のいずれかに軸足を置いて専門的な学習を蓄積する。臨床教育学領域では、社会・文化的な観点もふまえた困難を抱えた子どものケースに即した研究を重視する。一方、教育臨床心理学領域では学校心理士の資格取得を含んだカリキュラムとしている。また、共通領域として教育実践学領域を位置づけ、本学附属小学校等での授業実践に即した学習指導の探求ができるようにしている。

ディプロマポリシー

本専攻は、臨床教育実践学専攻の共通領域または2つの専門領域に関する研究テーマを設定し、専任教員により調査・方法論など研究上必要な指導を行うことで、修士課程の集大成としての修士論文を完成させる。現職教員についても、自己の実践を対象化し、再教育・再研究の場としてその能力を進展させ、修士論文を完成させる。これらの研究・教育の指導を行うことで教師としての専門性と能力を付与する。

国文学専攻

国文学専攻は、国語・国文学についての専門性をより深く追求するとともに、広い視野を持って高等教育の場に立ち得るような人材はもちろんのこと、社会人として、より高度な言語文化の研究・発展に貢献しうる人材の育成を目的としています。そのため、本専攻においては、古典文学・近代文学・漢文学・日本語学・国語教育学の5分野を基本に、その実力養成を主眼としながら、より豊かな専門性を構築するために、関連科目として日本文化特殊研究などの科目も選択できるように配慮されたカリキュラム構成を行っています。
古典文学研究では上代から近世までの各時代、近代文学研究では小説・詩歌・評論等の諸分野にわたり、さらに漢文学や日本語学の古代語・近代語、国語教育学の諸学にわたっ、幅広く各専門において、充実した教授陣と、研究及び講義内容を有しています。また院生専用の研究室や図書室などの施設、さらにコンピューターの端末や無料複写機器などの設置、図書館において収集されている国語国文関係のマイクロフィルム類は、専門分野の追究や修士論文の作成に欠くことのできないものとなっています。
近年では社会人のための夜間の開講授業や現職教員の受け入れなども積極的に進めていますし、外国人留学生の受け入れも行っています。
また修了生は教育界や実業界に幅広く進出して活躍しています。

アドミッションポリシー

本専攻は、国文学・日本語学・漢文学・国語教育学のいずれかの分野について基本的な知識を持ち、幅広く日本文化を視野に入れ、強い関心を持っていること。さらに専門分野の研究を深めてゆこうとする意欲を持っている者を希望する。

カリキュラムポリシー

本専攻は、上代文学・中古文学・中世文学・近世文学・近現代文学、日本語学、漢文学、国語教育学各分野について総合的、歴史的に学ばせると共に、個別分野の個別のテーマを探究する上においても最適のカリキュラムを編成・実践する。

ディプロマポリシー

本専攻は志望する研究分野に対応する指導教員のもとで、テーマ、調査、方法など研究上必要な指導を詳細かつ具体的に行い、修士課程の集大成としての修士論文を完成させる。現職教員についても、再教育、再研究の場として能力をより一層進展させ、修士論文を完成させる。本専攻の研究・教育の指導により専門性を高め、日本文学、日本語についての柔軟な思考と研究分野の多角的考察ができる能力を付与する。

英語英米文学専攻

英語英米文学専攻には、英語学(英語教育学を含む)、英文学、米文学の研究分野があります。グローバルな感覚と知識を持ち、それぞれの分野の研究を深めることにより、さらなる研究の追究を目指す人材養成のみならず、英語教育の方面においても指導的役割を担い、社会に貢献できる人材を養成することを目的としています。
どの研究分野においても、主に近代・現代を中心に研究が精選され、深い専門性の追究を行っています。英語学の分野においては、現代言語学に基づく言語の本質の研究、言語の運用の研究が行われ、統語論、意味論、音韻論、語用論、第二言語習得論等の基幹的領域の研究ができるようになっていると同時に、英語学の研究成果や知見を活用し、英語教育学に関する実証研究も行っています。英文学の分野では、近現代を主軸とした英文学研究に焦点を当て、カルチュラル・スタディーズ、ポストコロニアリズム、フェミニズム、身体論、精神分析論などの方法論を用いた研究がなされています。米文学の分野では、19世紀、20世紀から現在にいたる作品を中心に研究ができるようにし、新大陸の活力と創造性に満ちた米文学の研究が深められるようにしています。また、英語圏の文化的背景を探ることも重要で、英語文化に関する科目も開講されています。
一般入試選考で入学する大学院生のほかに現職教員に開かれた大学院として教職についている方を積極的に受け入れています。

アドミッションポリシー

本専攻は、英語運用能力があり、英語学(英語教育学を含む)、英文学・米文学のいずれかの分野において基本的な知識と幅広い英語圏文化への関心を持ち、専門分野の研究を深めてゆこうとする情熱をもっている者(現職教員・社会人を含む)を入学させる。

カリキュラムポリシー

本専攻は、英語学(英語教育学を含む)、英文学・米文学の各分野において、研究科目、演習科目、特殊研究科目を開設して、総合的に学ばせるとともに、個別分野の個別テーマを探究させる。また、多彩な関連科目を置き、英語圏文化についての講義や英語論文作成能力の養成も行う。

ディプロマポリシー

本専攻は、志望する研究分野に対応する指導教員のもとで、テーマ、調査、方法など研究上必要な指導を詳細かつ具体的に行い、修士課程の集大成として修士論文を完成させる。現職教員についても、再教育・再研究の場として能力をより一層進展させ、修士論文(現職教員および社会人入学の場合は修士研究報告書を希望することもできる)を完成させる。これらの研究・教育の指導により高度な英語運用能力を養成し、英語教育の現場などにおいても指導的役割を担う社会的に有為な能力を付与する。

社会学地域社会研究専攻

文学研究科社会学地域社会研究専攻の目指すところは、社会学を基礎として地域社会に関する総合的・学際的研究を深め、今日の地域社会がかかえる諸問題に地域社会の側から主体的に取り組むことのできる高度の専門性を備えた人材を育成することです。
中心的な研究領域として、「地域社会の構造研究」と、「地域社会の環境研究」の二分野を設定し、これを基幹科目群としています。前者の研究領域は、さらに<政治・経済的領域>と<文化的領域>に分けられています。
その他、理論的な基礎を深める科目として基礎科目を設け、加えて、基幹科目群における専門的な研究課題に複眼的に取り組むために、関連諸科学の調査・分析方法やその成果を学び応用するための科目として、関連科目群を置いています。
以上のような研究分野の構成と諸科学の配置を踏まえて、地域社会研究を重点的かつ有機的に深め得るカリキュラムを編成するために、<政治・経済的領域>、<文化的領域>、<環境研究領域>という、三つの履修系列が設置されています。カリキュラムは、これら三つの履修系列を核として編成されています。

アドミッションポリシー

本専攻は、現代社会系、環境コミュニティ系の両者を包摂し、グローバル化すると同時に大きな格差状況をもたらしている現代社会の構造と本質を鋭利にかつ体系的に学ぼうとする学生を期待する。

カリキュラムポリシー

本専攻は、基幹科目群として「地域社会の構造研究」と「地域社会の環境研究」の二分野を設定(前者はさらに〈政治・経済的領域〉と〈文化的領域〉に分化)し、科目間の関連付けに配慮している。さらに理論的な基礎を深める「地域社会理論研究」「社会学理論研究」(基礎科目)と「地域社会の分析方法」(関連科目)を設定し、幅広く哲学・倫理、政治学、法学、経済学、社会学、労働とジェンダー論、生涯学習論等を系統的・立体的に学べるようにしている。以上の科目配列は中学(社会)、高校(地理歴史・公民)の各専修免許に留意したものである。

ディプロマポリシー

本専攻は、志望する研究領域に対応する指導教員の下で、現代社会の問題状況を分析し、領域ごとに研究すると同時に積極的に隣接分野の科目群や基礎科目を履修することで、現代社会に対して新たな社会構想をオルタナティヴとして提示できるテーマを選択することで、修士論文を完成させる。その間、学内外の研究会や学会への積極的な参加、院生同士の研究交流を通じ批評能力を付与する。

比較文化専攻

比較文化専攻は、日本文化領域と、比較地域文化領域(アジア)、比較地域文化領域(欧米)という三領域を設けており、院生はいずれかの領域に所属して、自分がテーマとする文化研究を進めていきます。どの領域に所属しても、領域を越えて多様な文化についての知識を吸収することが可能であり、また求められています。
どの領域で文化を研究する場合でも、自分の文化と比較しながら考えることが重要です。その際、「自文化」をいったん対象化・相対化し(いわば「異文化」として自分の文化を見て)、それを他の文化との関係性において捉え直すことで、最終的には、院生各人が、これまでとは違った視点から新しい文化観を導き出すことを期待しています。
そのためにも、各領域をつなぎ、研究の基礎を築けるように、共通科目として比較文化論がおかれています。そして各領域に文化論・文化演習がおかれ、専門的に研究を進めることができます。いずれも少人数で、一人ひとりに教員の指導が行き届く態勢がとられています。また日本・海外で現地調査を実施する力を身につけてもらうため、フィールドワーク調査法がおかれています。また、多様な文化への認識をよりリアルなものにするために、複数のフィールドワークを設けていることも特色です。中国・韓国からの留学生も多く、大学院自体がひとつの国際交流の場ともなっています。
本専攻では、さまざまな文化についての理解を通じて、多様で、かつ複雑に変動しつづける現代世界にたいする認識を深め、国際的なセンスを身につけて活躍する人材を育成することを目的としています。

アドミッションポリシー

本専攻は、複雑に変動化しつつある世界を理解し、自国の文化とそれ以外の(諸)文化に精通して、国際的な視野で活動することを目指す学生を希望する。

カリキュラムポリシー

本専攻は、日本文化領域と比較地域文化領域(アジア、欧米)を設定しているが、どの領域を専門分野にする場合でも、日本文化と異文化の多様な接触・対立・交流を学べるよう配慮する。また、各領域をつなぎ、研究の基礎を築くための共通科目を充実させるとともに、各種フィールドワークを院生のニーズに合わせて実施する。

ディプロマポリシー

本専攻は、文献調査だけでなく、実地調査を可能な限り行い、そのうえで修士課程の集大成として、修士論文を完成させる。その過程で、様々な文化に対して、理論的な知見だけでなく、具体的な認識を持ち、多文化共存の実践に関わることのできる能力を付与する。

カテゴリー

都留文科大学