セント・ノーバート大学に留学して

英文学科 加藤 早織さんの留学体験談です。セントノーバート大学に留学して

アメリカのウィスコンシン州にあるSt. Norbert大学で、5カ月間ESLに所属して英語を勉強してきました。ESLには、中国、台湾、韓国、ベトナム、サウジアラビア、チェコ、スイス、コロンビア、ペルーなど世界各国から学生が集い、まるで、一つの小さな地球のなかにいるようです。アメリカだけでなく、世界各国の事情を一度に知ることができ、世界の広さを実感させられます。国、宗教、文化、年齢もそれぞれ違うため、授業でのディスカッションの際には、人の数だけ違う意見が生まれ、一つのテーマに対し白熱した議論が繰り広げられました。
多くの意見を聞き、様々な考え方に触れることができたことは非常に興味深く、楽しい時間のひとつでした。また、ESLの授業では、インプットだけでなくアウトプットの姿勢も求められます。人の話、意見を聞くだけでなく、積極的に自分自身の考えを発信し、互いに理解を深めることの大切さを学びました。
課題が多く大変でしたが、同じESLの仲間や、アメリカ人の力を借りながら、有意義な時間を過ごすことができ、お互いを刺激し、高め合える友人が世界中にできたことは、この留学でのとても大きな収穫だと感じています。

またESLのプログラムの通常の授業に加えた、さまざまなアクティビティでは、ウィスコンシンにあるさまざまな観光地や、一番大きな都市であるミルウォーキーへの旅、シカゴにある遊園地など、さまざまな場所を訪れることができ、語学だけでなく、アメリカ文化も多く体験でき、さらに、より多くのESLの学生や、その他の学生と交流を深めることのできる素晴らしい機会であったと思います。

ESLの勉強だけでなく、大学のキャンパス内にある保育所でのボランティアは、将来教員を目指す私にとって素晴らしい経験でした。週に数回、大学の保育所で、2歳から5歳くらいまでの子供たちと、子供たちの親が迎えにくるまで一緒に遊ぶというボランティアを経験させてもらいました。ただ、子供たちと一緒に遊ぶだけではなく、子供たちが何か危険なことをしないか、喧嘩などのトラブルを起こさないか注意を払ったり、トラブルが起きた際にはどのように対処するのかなど、実際の教育現場を見ることができたことは、とてもよい勉強になったと思います。相手はネイティブであり、なおかつ大人ではなく、小さな子供であったため、なかなか自分の英語が相手に理解してもらえないこともあり、悔しい思いもしましたが、どんな形であれ、伝えよう、関わろうという姿勢を保とうとすれば、子供たちと深く良い関係を築くことができるということを学びました。

またESL終了後は約1カ月弱、ホストファミリーと共に生活をし、アメリカの生活を十分に体験することができました。自分の国に関することもよく紹介しましたが、彼らには、アメリカの文化や社会、政治についても細かく教えてもらい、そのことに関して議論することが好きでした。彼らと共に生活することで、自分が、「外国から来たお客さん」ではなく「家族の一員」であることをより実感しました。それは、アメリカ人だけでなく、アメリカという国自体と向き合うきっかけを与えてくれるものだったと思います。

この半年間で、多くの人に出会えたことは、私にとって一番の思い出です。この留学は、語学をより深く勉強するというプログラムであると思いますが、語学だけでなく、それ以上により大きく、たくさんのものを得られると思います。自分の想像していた以上に多くのことに挑戦し、視野を広げることができ、様々なことを学びました。世界中に友人ができたことで、今は、もっと世界のあらゆることについて勉強したいという気持ちでいっぱいです。この留学を通じて得られたものを今後に生かし、将来またアメリカで勉強できたらと思っています。

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