一回り大きくなった自分に気づく。

一回り大きくなった自分に気づく1英文学科 綿 愛美さんの留学体験談です。

日本を飛び立つ飛行機の中…機内は中国語を話す人だらけ。そう、私たちが乗り込んだのは中国航空の飛行機だったのだ。客室乗務員に飲み物を頼む時さえ、中国語を使わなければならない。もう留学はスタートしているのだと思い知らされた。
私たちが日本を出発したのは、8月5日。目的地である西安に到着したのは、日が変わって8月6日の午前2時ごろだったと記憶している。空港で私たちを出迎えてくれたのは、董老師と馬老師だった。遅い時間にもかかわらず、笑顔で迎えてくれた二人。二人の優しさに私たち皆が安心した。


一回り大きくなった自分に気づく2この研修では、本当にたくさんの異文化や習慣に触れることができた。毎週土曜日は留学に参加したメンバー全員が、引率の先生やガイドさんたちと、大雁塔、兵馬傭、華清池、碑林、歴史博物館といった歴史的な場所へ観光に出かけた。ある週は洛陽まで行き、少林寺や白馬寺、石窟に訪れたこともあった。全ての場所やものにエピソードがあり、中国の深い歴史をしみじみと感じることができた。またある日は、日本語を専攻している中国人学生たちに大学内を案内してもらった。その規模の大きさに仰天したのは、私だけではなかったろう。


一回り大きくなった自分に気づく3日常生活にも、発見や驚きがたくさん詰まっていた。
例えば、ペットボトルで売っているお茶はどこのメーカーも甘いだとか、片側何車線もある信号機の無い道路を、歩行者が平気で横断するといった点だ。些細なことではあるが、こういった驚きは実際見なければ体験できないと感じた。
先ほど話に登場した中国人学生たちには、大学案内にとどまらず、本当にお世話になった。日曜日は終日自由行動の日となっていたのだが、中国に来て右も左もわからない私たちを案内してくれたのが彼らだったのだ。皆とても親切で、日本語専攻ということもあり、日本のことを熱心に質問してくれた。また、中国語で話すことがままならない私たちに合わせて、日本語で会話をしてくれた。彼らは、毎日授業で日本語を勉強しているからとはいえ、自分の中国語のレベルの低さに悔しさがこみあげ、これからもっと頑張って勉強しようというやる気につながった。

授業では、初級クラスと中級クラスに分かれ、私たちのレベルにあった指導を受けた。先生方はとても熱心で、特に発音を重点的に教えていただいた。また、楽しい授業にしようとゲームを取り入れてくださったり、音楽を流してくれたり、映画を見せてくださったりした。授業は本当に面白く、先生方の優しさも嬉しかった。授業はほとんど中国語で行われ、言葉が通じないことに苦戦したりする場面も多々あったものの、それが苦ではないくらい楽しい時間だった。

今回の留学について語りたいことはもっとたくさんあるのだが、収集がつかなくなるのでこの辺にしておこう。私は、海外に行きたいなあ…という軽い気持ちからこのプログラムに参加した。最初のきっかけはそれで十分だと思う。留学終了後は、いろいろなことを吸収して一回り大きくなった自分に気づく。もっとより多くの人にこの気持ちを味わってもらいたいと思う。
この1ヶ月から、自分の知識の乏しさや努力の足りなさに気付かされた。これからは、もっと広い世界に目を向け、この向上心を忘れずに勉学にも励んでいくつもりだ。

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