留学してよかったと心の底から思う。

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留学してよかったと心の底から思う1

比較文化学科 船津 良介さんの留学体験談です。


【ページの目次】

学習面

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D班での集合写真

湖南師範大学は中国語を学習するにはかなり良い環境だと思う。クラスは昨年はA班~E班までレベル別に分かれており、E班が最上級である。私は前期はC班に、後期はD班にいたが、日本人はクラス内に私を入れて3人しかおらず、他はインドネシア人、韓国人、アメリカ人、ロシア人、トルコ人などで、クラスメイトとの会話も必然中国語を使用することが多くなる。
授業中も先生はクラスのレベルに合わせたスピード、語彙を使って授業をして、単語の使い分け方など日本にいては中々学べないことも解説してくれ、また、質問をしたときにも、とても丁寧に解説してくれるので、非常にためになった。口語や精読の授業では宿題はほぼ毎回出て、特に口語では中国人にインタビューをして、それをまとめて発表したり、講義内容に即してのスキットなどがある。
前期末、後期末にはそれぞれテストがあるが事前に授業中に復習してくれるので心配はいらないと思う。

口語、精読、聴解の必修科目のほかに、作文、太極拳の授業が選択で受講できる。作文に関してはC班以上のクラスの生徒が対象で、授業中にテーマを提示され、そのテーマに関して毎回400字程度の作文を授業内に書いて提出するというもの。その翌週に添削されて返却され、特に重要な間違いについては、全体で確認するというやり方である。太極拳は毎週金曜日に行われる。講師が太極拳の全国大会で優勝したことのあるような方で、教えるのも非常に上手で、また、日本では中々勉強できないので、受講してよかったと思える。

6月と12月にはHSK(漢語水平考試)という中国語の検定試験があり、大学でも毎週火曜日に対策講座が行われる。ただ、その授業は大体7,8級を目指す人を目安にしていると思われるので、C班以上でないとついていくのが辛いという状況になる。事実B班の人も何人か参加していたが、かなり苦労していた。

生活面

宿舎は前期と後期で変わったが、後期のほうは家賃が月600元ほどで、大学へは徒歩2,3分で着く。ただ、引っ越した直後は自分たちが何のお金を払えばいいのかが分からず、公費の留学生でも光熱費、敷金は必要と言われたり、のちに、水道代は払わなくてよくなったり、そのあたりが帰る直前になるまではっきりしなかった。また、宿舎に住む際には基本二人一部屋で、私は前後期それぞれ別のフランス人と生活した。
前期のフランス人は私よりも中国語がとても上手で、時々教えてもらったり、お勧めのお店に連れて行ってもらったりしてもらった。後期の場合は新しく来たフランス人なので、中国語も私のほうが話せたし、長沙の町のことも知っていた。何か部屋で問題があった時などは、私が主にやっていたが、お互いに一歩引いてしまい、前期の時のようにはうまく交流できなかったので、それが残念であった。部屋の隣近所は全員留学生なので、なにかあった時にすぐに集まれるし、気軽に誰かと遊びに誘ったり、ご飯を食べに行ったりできるので、毎日が本当に楽しく送れる。

毎週木曜日には湖南師範大学の日本語学科主催の「日語角」という日本語でお話をする会に参加し、そこでたくさんの中国人と仲良くなれた。また、日本語を勉強しようとしている学生とお互いの母語を教えあう相互学習を行うこともあり、私も後期は毎週月曜日と水曜日に行っていた。

留学してよかったと心の底から思う3また、食事や買い物は大学近くの「二里半」というところに店が集中しており、たいていの場合そこで済ませられる。ご飯は大体一食3~6元ほどで質、量ともに十分なものが食べられる。ただ長沙の料理はほとんどに唐辛子を使っており、慣れるまでは体調を崩したりもする。買い物も日用品は揃っており、また、物価も安いので非常に便利だ。少し遠くに行くと「新一佳」や日本資本の「平和堂」といったデパートがあるので、不足しているものがあったら、そこで買いそろえることもできる。

(写真:)二里半


行事面

国際漢語学院主催のものではまず前期と後期の初めにそれぞれ旅行がある。去年は前期は鳳凰に行き、後期は毛沢東の故郷韶山に行った。私は前期のほうだけ参加したが、その時は一泊二日で、苗族の文化を見学したり、鳳凰の街中を自由に巡ることができた。旅行以外にもクリスマスの日に「世界文化日」という行事を行った。これは各国の留学生が自分たちの国を中国人学生に紹介する試みで、その出来を展示、スピーチ、表演の3部門に分けて、それぞれ投票で優勝が決められた。

国際漢語学院が主催する以外にも、長沙の日本人会と大使館が11月の終わりに主催した「JAPAN WEEK」という催しにも参加した。この「JAPAN WEEK」は3日間かけて行われるもので、日本から多くのゲストを招いて、日本の文化を紹介する行事である。この時に私たちは黄興広場という歩行街にある大きな広場で行われたコスプレコンテストに日本人留学生という枠組みで他大学の日本語学科の学生と一緒に参加した。

他にも私は湖南師範大学日本語学科が行った、日本文化節という行事で司会を務めた。これは日本語学科の学生が日本の劇や歌、漫才、華道などの練習をして、それを発表するものである。この行事は私にとっても非常に大きなものであった。中国語の抑揚の付け方など普段なかなか身につけがたいことを練習でき、また、こうした会で使われる決まり文句を学ぶこともできた。

休暇・観光

在学中は主に夏休み(2か月ほど)、国慶節(1週間ほど)、冬休み(2週間弱)の3つの長期休暇がある。私は夏休みにまず、日本人留学生と一緒に四川省の九寨溝に行った。その後は両親が長沙に来たので一緒に長沙、湖南省の世界遺産である張家界をまわり、見送るついでにホンコンとマカオを観光した。本当はその後も中国の敦煌に行こうと思っていたのだが、その直前にウイグルで暴動が起きた影響で行けなくなってしまった。
国慶節と冬休みは長期と言っても大体1週間ほどしかないので旅行に行かず、ずっと長沙にいた。その時期にあまり旅行に行く留学生も多くはなかった。また、湖南省にも鳳凰や衡山など有名な観光地も多く、そういったところは週末を利用して行って帰って来られるので、私も5月末に湖南省北部の洞庭湖のそばにある岳陽に一泊二日で旅行に行った。他にも長沙市にも岳麓山や岳麓書院、湖南省博物館など見回るべきところも多く、特に岳麓山は登って下りるだけなら一時間ほどで済むので週末や時間の空いているときに友達と何度か登りに行った。
中国には九寨溝や張家界のような圧倒的な大自然や鳳凰などの少数民族の土地など日本では本やテレビを通してしか知ることのできない世界がたくさんあり、そういった所に行くと自分の視野を広げることができる。

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マカオ 岳陽・岳陽楼

総括

今回の湖南師範大学への留学は得るものが本当に多かった。中国語の上達はもちろん、今でも交流の続く留学生の仲間や、中国人の友達もでき、日本のメディアなどが伝える中国像とは異なる中国像を実際に知ることができた。帰る頃にはもう一年長沙にいたいと本当に思ったほどだ。この留学で得た経験というのはきっと今後の私の人生にも大きな影響を与えると思う。留学してよかったと心の底から思う。

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